Record China 2015年5月31日(日) 16時2分
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25日、ある米国在住の中国人が中国と米国の食生活を比較し、中華料理のすばらしさを説いたうえで、今どきの中国で食生活が欧米化していることを嘆くコラムを綴った。写真は北京のファストフード店。
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2015年5月25日、ある米国在住の中国人が中国と米国の食生活を比較し、中華料理のすばらしさを説いたうえで、今どきの中国で食生活が欧米化していることを嘆くコラムを綴った。中国の大手ポータルサイト・新浪(Sina)がこれを掲載した。
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コラムの執筆者は米国に移民してかなりの年数がたつが、高カロリーな現地の食生活にどうしても慣れず、いつも前晩のおかずの残り物をお弁当にして職場に持参しているという。彼女のお弁当を見た南米系の同僚が、「中国人の食事には野菜が豊富でたいへん健康的だ」と絶賛するのを聞いて、以下のように米中の食生活を比較した。
1.主食
米国:パン。それも、バターやチーズ、あるいはジャムのような甘いものを塗る。
中国:米か麺。もちろん水で煮るか、蒸しただけのもの。
2.野菜料理
米国:野菜と言えばサラダだけ。そのサラダすら、油たっぷりのドレッシングをかける。
中国:最小限の調味料でつくることができる、多種多彩な野菜料理が存在する。
3.肉料理
米国:とにかく大きなかたまりがドンと出てくる。
中国:肉も食べることは食べるが、料理としては肉単体でなく、必ず野菜と合わせたものになる。
4.飲み物
米国:コーラ、コーヒー、よくても果汁100%のジュース。
中国:ノーカロリーのお茶類。
5.おやつ
焼きトウモロコシを例にとると、
米国:バターをたっぷりのせて食べる。
中国:素材そのものの味で十分に満足。
このように比較すると、同僚のほめ言葉は少し過剰と思ったが、中華料理がいかに健康的で優れたものかは、認めざるを得ない。しかしながら、現在の中国では米国式のファストフード業態が脚光を浴び、多くの都市でたいへんな繁盛ぶりとなっている。特に問題なのは、多くの親が好んで自分の子供をこういった店に連れて行くことだ。つまり、ファストフード店で食事をすることは、子供に対する一種のごほうびになってしまっている。中国人が栄養不全なこれらの食品に夢中になっている間に、米国人の親たちは子供への食育を重視しはじめている。すなわちそれは、野菜や果物を多く与え、高糖質・高塩分・高脂肪の食品から子供を遠ざけることである。ならばどうして、中国人は欧米のジャンクフードに憧れ、自らのすばらしい食文化をわざわざ捨て去るのであろうか?(翻訳・編集/愛玉)
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