2015年5月21日、韓国・ヘラルド経済によると、韓国を訪れる中国人観光客の数は着実に増えているものの、韓国での支出は減っている。

【その他の写真】

韓国のロッテ百貨店によると、今年1〜4月にソウルの本店を訪れた中国人観光客の商品購入額は、前年同期で62％増加している。しかし、1人当たりの購入額は約58万ウォン（約6万4000円）で、昨年の65万ウォン（約7万2000円）から11％減。2013年の90万ウォン（約10万円）と比較すると36％減だ。ロッテ免税店でも状況は同じだという。

韓国と同様、日本でも中国人観光客が大きく増加している。3月に日本を訪れた中国人観光客は33万8200人で昨年比84％増。2月は35万9100人で同160％増だった。春節（旧正月。2月18〜24日）の1週間に中国人観光客が日本で買い物に使った額は1兆700億ウォン（約1900億円）に達し1人当たりの支出も増加している。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「ひと言で言うと、金のある人が日本に行き、金のない人が韓国に来るってことだ」

「商品だけでなく、日本自体の印象も良いからね。親切で清潔。もう一度行きたいなあ」

「率直に言って製品の品質は日本が最高だ。中国人が日本で買い物をするのもうなずける」

「日本人の親切さとマナーは、韓国が100年努力しても追いつけないもの。中国人の購入額が下がってるのはそういうことが影響したのだろう」

「韓国の店はサービスが悪いからな」

「外国人客からぼったくる店があるんだから、韓国で買い物はしないだろうよ」

「外国人相手にもまともな商売をする必要がある。最初はみんな何も知らずに韓国に来るかもしれないが…」

「明洞に行ったら、韓国人もまずいと思っているような安いレストランで中国人が食事している。旅行会社がちょっとでも利益を上げようとしているのかもしれないが、小さな金に目がくらみ、大金を逃している」（翻訳・編集/三田）