2015年5月18日、韓国紙・毎日経済は、19日の韓国の「発明の日」を前に、韓国発明振興会と共同で選定した「韓国の10大発明品」を発表した。1945年以降に韓国で発明された物について、まず専門家が24の候補に絞り、2000人の男女を対象としたアンケート調査で10大発明品を決定した。

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韓国人の生活を変えた発明品として1位に選ばれたのは、747票を獲得したサムスン電子のスマートフォン「ギャラクシー」。2010年3月の発売以来、累積販売台数は2億台を超えている。2位は1984年に登場したキムチ冷蔵庫。現在では韓国の家庭の必需品になった。3位はコーヒーの大衆化に寄与したコーヒーミックス（粉末インスタントコーヒー）。

4位以下は順に次の通り。ワープロソフト「アレアハングル」、携帯電話のハングル入力方式「天地人」、事実上世界初のソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）「サイワールド」、「ハングルタイプライター」、世界初のMP3プレーヤーである「デジタルキャストMP3」、韓国をIT強国へと牽引した「CDMA（通信接続の一方式）の初の商用化」、サムスン電子の世界初の「64MB DRAM」開発。

「発明の日」は、1441年に韓国で世界初の雨量計が発明された日として、1957年に記念日に制定されている。記事は、雨量計やハングルを発明した韓国には「発明のDNA」がある、と伝えた。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「サイワールドはフェイスブックのようになれなかったことを反省しなきゃ」

「平和賞以外にノーベル賞ゼロの国に、発明のDNA（笑）」

「ギャラクシーは『発明』なの？」

「『スマートフォンの起源・韓国』宣言？」

「紙や火薬を発明した中国だって、こんな記事は書かない」

「10位までのリストを見て、恥ずかしさを禁じ得ない。とにかくかき集めたみたい」

「紀元前10世紀ごろに表音文字を作ったフェニキア人が笑うだろう」

「発明とギャラクシーは関係ないでしょ。今年見た記事のなかで一番ダメだ」

「サムスンのスマホは永遠にiPhoneのまがいものだ」

「発明DNAなんて、オーバーでみっともない」

「こうなると広告じゃなくてほとんどサムスンの社内報。記者さん、サムスンからスカウトされたみたいですね」

「投票者にサムスンから何かあったのでは？」

「財閥がメディアと政府に賄賂を渡したみたいだな。国内市場を掌握しようとしてむちゃくちゃやってる」

「コーヒーミックスもMP3も、ヨーロッパで先に作られた物」

「高慢なDNAをなくさなければ」

「こんな所にハングルや雨量計を持ち出すな」（翻訳・編集/和氣）