2015年5月18日、韓国・聯合ニュースによると、米ワシントンDCで、「日本と韓国は過去最低となった外交関係を改善するために、お互いが大きな譲歩と妥協をする『グランドバーゲン』に踏み出すべきだ」との主張が提起された。

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朝鮮半島専門家のスコット・スナイダー米外交問題評議会（CRF）研究員と知日派学者のブラッド・ グロッサーマン米戦略国際問題研究所（CSIS）研究員は18日（現地時間）、米ワシントンDCで開かれた峨山政策研究院主催のセミナーに参加し、「日韓関係を悪化させているのは、戦略的な理解の対立というよりアイデンティティーの衝突だ」と主張。「韓国人には、韓国が『大国の間に挟まれた小さな国』、つまり『クジラの戦いに巻き込まれたエビ』のような存在であるという認識があるため、国家的地位に関する問題が提起されるたびに敏感な反応を見せる」と分析。また、日本については、「政治的・経済的低迷を克服したが、自らの道を失ってしまった。特に、アジアの指導者としての地位を中国に奪われるのではないかとの懸念が大きいようだ」と分析した。

その上で、「両国が歴史問題と領土問題を解決して未来志向の関係を構築するために、日本は植民地時代の蛮行と国家的責任を認め、性奴隷の被害者に金銭的な賠償をしなければならない。さらに、『二度と領土を侵略しない』ということを示すための象徴的措置として、竹島（韓国名：独島）の領有権主張を放棄しなければならない」と主張。また、韓国に対しては、「日本の努力を、未来志向的な関係を始めるための合図と認めなければならない」と述べた。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「日本人は卑劣だから信じられない。今後も、首相が変わるたびに、歴史問題への立場や主張を変えてくるだろう」

「金銭的な賠償は必要ない。ただ、心から謝罪して、独島は韓国領と認めればいい。そうすれば日韓関係は一気に解決する」

「日韓関係が悪化したのは、アイデンティティーの衝突ではなく、安倍首相の歪んだ歴史認識のせいだ」

「米国にも反省するべき点がたくさんある」

「二人が言っていることはすべて正しいが、果たして日本人が受け入れるだろうか？全世界の指導者が集まり、安倍首相に銃口を突きつけなければならない！」

「結局は日本の味方をするくせに！まずは自国の政治から見直せば？」

「独島が朝鮮固有の領土だということは、東京が日本の領土だというのと同じくらい当然のこと。日本人はなぜ分からない？」（翻訳・編集/堂本）