韓国で撮影進む慰安婦映画「鬼郷」、人々の良心を呼び覚ます作品に期待―中国メディア

Record China    2015年5月18日(月) 21時13分

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18日、中国網は韓国で撮影が進んでいる慰安婦問題を扱った映画「鬼郷」について、人々に歴史の真実を伝え、良心を呼び覚ます作品になると期待されていると報じた。資料写真。

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2015年5月18日、中国網は韓国で撮影が進んでいる慰安婦問題を扱った映画「鬼郷」について、人々に歴史の真実を伝え、良心を呼び覚ます作品になると期待されていると報じた。

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韓国・中央日報によると、「鬼郷」は10代の頃に旧日本軍の慰安婦として連行された女性たちを描いた映画。光復70周年を迎える8月15日、被害女性のおばあさんたちを招いた試写会に向け、撮影が進められている。米紙ニューヨーク・タイムズも今年3月、同作品を扱った記事を掲載した。人々に歴史の真実を伝え、良心を呼び覚ます作品になるとの期待が高まっている。チョ・ジョンネ監督は「この作品が慰安婦問題の文化的な証拠になってほしい」と期待を込める。

主人公は1943年に慶尚南道居昌から中国の牧丹江慰安所に連行された14歳の少女。演じるのは在日4世のカン・ハナさん(15)だ。大阪にある朝鮮中級学校3年生の彼女は、韓国語でのコミュニケーションに支障はない。「日本の学校では自国話を学べない。歴史も日本の立場で間違って教えている」と話す。

ハナさんの母親は娘の出演について、「ほかの映画なら出演はなかったかもしれない。だが本作は私たちの民族の話であり、歴史認識を正しく伝える内容なので、必ずすべきだと思った」と話す。

大阪市内では「ゴキブリのような韓国人はただちに出て行け」などの嫌韓デモが日常茶飯事だ。デモは朝鮮学校前でも行われるが、警察は傍観しているだけ。ハナさんの映画出演が日本で伝えられると、インターネット上には脅迫のコメントが並び始めた。

「鬼郷」の英語タイトルは「Spirits Homecoming」。戻ることのできないおばあさんの魂を、故郷に迎えるという意味だ。屋外撮影は6月末に終わる。ハナさんは「ほかの内容なら学校を休んでまで出演しない。あってはいけないことがあったということを知らない人も多い。おばあさんの悲痛を共に感じてもらえる映画になればいい」と話す。(翻訳・編集/柳川)

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