日米と「呉越同舟」?アフリカ東部のジブチに中国が軍事基地を建設へ=大統領「中国を歓迎する」―中国メディア

Record China    2015年5月11日(月) 22時20分

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10日、中国がアフリカ東部のジブチで基地を建設する見通しが強くなっている。実現すれば、すでに同国に基地を保有する米国と中国が並び立つことになる。ジブチのゲレ大統領は、「協議が進んでおり、中国の存在を歓迎する」と述べた。写真はジブチの地図。

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2015年5月10日、中国がアフリカ東部のジブチで基地を建設する見通しが強くなっている。実現すれば、すでに同国に基地を保有する米国と中国が並び立つことになる。ジブチのゲレ大統領は、「協議が進んでおり、中国の存在を歓迎する」と述べた。中国メディア・観察者網が伝えた。

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ジブチには米軍のキャンプ・ルモニエがあり、イエメンやソマリアでの反テロ作戦の拠点となっている。フランスと日本もジブチに基地を保有している。ジブチはフランスの旧植民地で、ヨーロッパをはじめとする各国海軍がソマリア海賊掃討の根拠地としている。

日本は2011年にジブチ政府から空港に隣接する土地を租借し、司令部と兵舎を設置、P−3C哨戒機も格納されている。海賊対処法により、日本からは4カ月ごとに哨戒機2機と航空自衛隊員110人、陸上自衛隊員70人が派遣されている。

中国はジブチの港湾、空港、鉄道などの大規模インフラプロジェクトに数十億ドル規模の資金を提供している。ゲレ大統領は「中国も自国の利益を守ることを望んでおり、中国は歓迎されている」と述べた。

ジブチ・中国領政府は軍事協定を結び、中国海軍がジブチ港を利用できるようになったことに米国政府は不満を抱いている。現在、中国はジブチ北部のオボックに恒久的軍事基地の建設を計画している。

今年4月、中国海軍がイエメン在住の中国人の退避を支援した際、救出された人々はイエメンからジブチ経由で帰国した。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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