米国の中国系住民、452万人でアジア系最大のグループ=収入レベルはアジア系の平均以下、教育レベルは高い―中国メディア

Record China    2015年5月7日(木) 14時24分

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1日、米国の中国系住民は452万人で、アジア系住民の中で最大のグループとなっている。写真はニューヨーク。

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2015年5月1日、米国勢調査局によると、米国の中国系住民は452万人で、アジア系住民の中で最大のグループとなっている。収入レベルはアジア系平均よりも低いが、教育レベルは上回っている。中国評論新聞が伝えた。

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米国のアジア系住民は13年現在で1944万人に達し、米総人口の約6%を占めている。最も多いのは中国系で452万人、フィリピン系(365万人)、インド系(346万人)、ベトナム系(191万人)、韓国系(177万人)、日系(143万人)と続く。

中国系452万人のうち、437万7000人が「自分は中国人である」と認識し、17万3000人が「台湾人」と認識していた。

米国における13年のアジア系全体の中間レベル家庭の平均収入が7万2472ドル(約870万円)だった中、最も豊かだったのは10万ドル(約1200万円)以上を記録したインド系だった。一方で、バングラデシュ系は5万1000ドル(約612万円)に過ぎず、経済的に大きな差が存在している。

中国系の収入は6万8435ドル(約821万円)で、アジア系全体の平均を下回った。また、貧困率については、中国系は約15%で、アジア系全体(12.7%)を上回っており、中国系が経済的に比較的困難な状態にあることが明らかになった。職業別に見ると、中国系の53%が管理や科学、事業、芸術などに関連する仕事に従事しており、販売や事務は17%だった。

教育レベルに関しては、「学士」の学位を所有している米国人が全体の約30%という状況の中で、25歳以上のアジア系は51.3%。中国系は52.7%が「学士」を所有しており、平均を上回った。また、「修士」以上の学歴を所有するのは、米国人全体では9分の1であるのに対し、中国系は4分の1以上だった。

一方、近年米国で中国系住民の人口が急速に増加しているのは、移民人口の増加が主要な原因であることが分かった。中国系452万人のうち、米国以外の出生者は273万人で、約6割が移民。また、米国以外の出生者のうち162万人が米国へ帰化しており、7分の1は2010年以降に移民してきた新移民だった。(翻訳・編集/秋田)

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