Record China 2015年4月29日(水) 11時53分
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29日、裏献金疑惑が持たれていた李完九首相が辞任したことについて、韓国内では任命した大統領への批判が目立つが、日本では逆に大統領に同情する声に共感が集まっている。写真は韓国の国会議事堂。
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2015年4月29日、裏献金疑惑が持たれていた李完九(イ・ワング)首相が辞任したことについて、韓国内では任命した大統領への批判が目立つが、日本では逆に大統領に同情する声に共感が集まっている。一方で、中国では疑惑が辞任に直結する韓国の民主主義システムを「うらやむ」声が多く寄せられ、国情の違いを見事に反映した格好だ。
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朴槿恵(パク・クネ)大統領は中南米歴訪から帰国後の27日、李明博(イ・ミョンバク)前大統領政権時代の「資源外交」に絡み、建設会社から裏献金を受け取っていた疑惑の持たれている李首相の辞表を受理した。李首相は2月17日に就任してから、わずか70日で退任することになった。
韓国ネットユーザーからは「首相としての仕事を何もしていないのに、離任式を開く必要はあるのか」「みっともない。静かに韓国から出て行ってほしい」などと厳しい声が寄せられているほか、「国民が待ち望んでいる朴大統領の辞任はいつだろう」と批判の矛先が任命権者の朴大統領にも向かった。これには日本のネット上で、「仮にも自分たちが選んだ大統領にひどい言葉だ」と日本人らしい同情のコメントが寄せられ、共感を集めていた。
興味深いのは中国ネットの反応。「民主国家で役人を務めるのは大変だな」「韓国で首相になるより、中国で村の役人になった方が待遇はいい」など、短期間に辞任したことよりも、民主主義国家では政府の中心人物でさえ、いったん疑惑が持ち上がれば辞任に追い込まれる事実をうらやむニュアンスが強かった。「民主国家では役人の立場が不安定だが、独裁国家では庶民の政策が不安定だ」とのコメントは皮肉が効いていて秀抜だ。(編集/KO)
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