ゴミ処理場建設に反対して暴動も、環境意識高まる中国人―中国紙

Record China    2015年4月27日(月) 9時9分

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24日、人民日報は、環境意識の高まりによりゴミ処理場・焼却場建設に関するトラブルが増加していると報じた。住民が反対し、新たな処理場・焼却場の建設は困難だ。大規模なデモや混乱によって計画撤回に追い込まれたケースもある。写真は南京市、ゴミ捨て場。

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2015年4月24日、人民日報は、環境意識の高まりによりゴミ処理場・焼却場建設に関するトラブルが増加していると報じた。

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中国ではゴミ排出量が年々増加している。処理能力が限界に達しているが、環境意識の高まりにより住民が反対し、新たな処理場・焼却場の建設は困難だ。大規模なデモや暴動によって計画撤回に追い込まれたケースもある。

住民の反対は無知や誤解に基づくものが少なくない。中国のネットで「ダイオキシン」という単語を検索すると、大量の情報が表示される。しかしそのほとんどは間違った情報だ。ゴミ焼却場の周囲15キロのがん発病率は異常な高さなどのうわさも広がっている。正しい科学知識を普及し、政府と住民が真摯(しんし)に対話することが必要だと専門家は指摘する。

その一方で住民側が信頼できないのにも理由がある。業者の信じられないような違法行為がたびたび発覚している。今年4月10日は北京市のゴミ処理場が汚水をタンクローリーで持ち出し、離れた場所の下水に直接放水していたことが明らかになっている。(翻訳・編集/増田聡太郎

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