中国が富を築く黄金時代は「終わった」―香港エコノミスト

Record China    2015年4月21日(火) 9時49分

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18日、クレディ・スイスのアジアチーフエコノミスト、陶冬氏は、中国・上海で開かれた経済フォーラムで講演し、「中国が富を築く黄金時代は終わった」と指摘した。写真は北京の金融街。

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2015年4月18日、クレディ・スイスのアジアチーフエコノミスト、陶冬(タオ・ドン)董事総経理は、中国・上海で開かれた経済フォーラムで講演し、「中国が富を築く黄金時代は終わった」と指摘した。米華字ニュースサイト・世界新聞網や中国メディア・和訊網など、複数のメディアが報じた。

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陶氏は、中国の「新常態」(ニューノーマル)をテーマとしたフォーラムで講演し、中国の1月から3月までのGDP(国内総生産)の伸び率が前年同期比7%となったことについて、「この数字は信用できない。中国が富を築く黄金時代は終わった」と指摘。その上で、「中国経済で最重要なのは構造的な改革であり、通貨政策ではない」と述べた。

陶氏はまた、「脱工業化時代に入り、政府は新たな成長点を求めている。IT業界は高い成長を保つだろう」「現在の上げ相場は政府主導によるもう一つのバブルであり、今後も一定期間継続する。今年はH株(中国本土企業の香港上場株)がA株(本土の人民元建て)より勢いを増すだろう」「中期商品は下降相場にあり、流動性の変化に注目が必要だが、次の上げ相場の起点になる可能性がある」などと見通しを示した。(翻訳・編集/柳川)

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