2015年4月12日、都市快報は記事「日韓の“ビザ大戦”、中国人の海外旅行がより容易に」を掲載した。世界最強の“爆買”パワーを持つ中国人観光客を獲得すべく、日韓でビザ要件緩和の競争が繰り広げられている。

【その他の写真】

韓国政府の発表によると、中国人向けのマルチ訪問ビザの規制が緩和される。従来の1年期限、3年期限は廃止され、5年に統一される。また発給対象は17〜60歳に限るという年齢制限も撤廃される。この緩和は日本を意識したものだ。日本も年初に中国人向けのマルチビザを緩和したほか、特定のクルーズ船を対象にビザ免除措置を導入。中国人観光客招致に邁進している。

中国人観光客の数は右肩上がりに増加している。中国旅行研究院によると、中国人の出国者数は2014年に初めてのべ1億人の大台を突破した。2015年には16．8％増の1億3500万人に達する見通しで、巨大な需要を獲得するべく受け入れ国の競争がさらに激化するものと予想される。（翻訳・編集/増田聡太郎）