日本で注目される政財界の「裏ルール」―中国メディア

Record China    2015年4月10日(金) 16時28分

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9日、最近日本では2つの「談合」ニュースが大きな議論を引き起こしている。写真は国会議事堂。

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2015年4月9日、最近日本では2つの「談合」ニュースが大きな議論を引き起こしている。日本メディアの報道によると、西川公也前農水相は政治資金問題で安倍晋三首相に辞表を提出した。また、神奈川県川崎市の職員は工事の入札情報を企業に漏らした「官製談合防止法」違反容疑で2月に逮捕された。

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普通の公務員による「官製談合」と政界の大物による「ブラックマネー政治」は本質が似ており、日本では少なからず前例がある。第2次大戦前には三井、三菱などの財閥が政党に資金を提供して、自らの利益に関わる政策を左右した。第2次大戦後には政治屋を規制する法令が時々一新されたが、財界が政治屋に享楽や選挙のための資金を提供し、政治屋が財界に政策的見返りと政治的庇護を提供する「裏ルール」に実質的な変化は起きなかった。

日本社会ではこうした裏ルールの伝統が根深く、スキャンダルがたびたび起きるため、日本国民はすでに慣れっこになっている。しかもこうした裏ルールに対するアレルギーは日に日になくなっている。日本ではますます注目されてきた裏ルールを受け入れる余地が大きく、そのために社会階層の固定化が進んでいる。政界と財界の関係は裏ルールの支配下で日増しに緊密になり、公共政策に対する一般市民の発言権はある程度剥奪されており、ましてや市民階層出身者が政財界上層部にまで出世するなど論外だ。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)

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