中国で1万人のデモ、ごみ焼却場に反対の住民が暴徒化=中国ネット「反日デモの暴徒と違いはない!」「発端は警察の武力制圧」と意見割れる

Record China    2015年4月9日(木) 16時7分

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8日、新京報によると、中国広東省羅定市で7日、ごみ焼却場建設に反対する約1万人のデモ隊が暴徒化した。これに中国のネットユーザーから多くのコメントが寄せられた。

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2015年4月8日、新京報によると、中国広東省羅定市で7日、ごみ焼却場建設に反対する約1万人のデモ隊が暴徒化した。

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一方、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは地元住民の話を紹介。それによると、暴徒化前日、ごみ焼却場建設計画に反対する約1000人の住民がセメント工場の前で座り込みの抗議を行っていたが、ヘルメットと盾を持った100人以上の警官隊に制圧されたという。これに反発し、7日には約1万人のデモ隊が集まり、暴徒化した。同デモに関して中国のネットには多くのコメントが寄せられている。

「この方法で効果があれば、今後多くの場所で抗議のために暴動が起きる」

「話し合いはできなかったのか?何もパトカーを破壊することはないだろ」

「計画が中止になったとしても、暴動を起こしパトカーを破壊した人は厳しく罰すべき」

「公用車であるパトカーを破壊してどうなる?結局は庶民の血税で新しいパトカーが購入されるだけのこと」

「今回パトカーを破壊した人と2012年の反日デモで破壊行為を行った暴徒に違いはない。こんな方法で抗議するべきではない」

「発端は警察の武力制圧だ」

「政府が譲歩するなんて、信じられない!」

「これが中国社会の現状。警察が庶民に攻撃されればメディアはこぞって取り上げるが、庶民が政府に力でねじ伏せられると、ネットでの書き込みすら削除される」

「どっちも感情的すぎる。政府は事前に現地住民から意見を聞くべき。住民も、いくら抗議とはいえ破壊行為は違法。ただ、住民がただ抗議するだけでは政府から相手にしてもらえないというのは事実だ。これは実に大きな難題」

「中国人は依然として自分の観点を正常に表現できず、すぐに暴動を起こす。同様の暴動が起きないように、政府は国民に対する姿勢を考え直すべきだ」

中国のネットでは、住民の抗議を支持する声と、破壊行為はやりすぎだと暴徒化を批判する声に分かれた。一方で、破壊行為は違法だとしながらも、過激な抗議をしなければ相手にしてもらえない中国社会のジレンマを語る冷静な意見も見られた。(翻訳・編集/内山)

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