知られざるニセ薬の世界、流通量の10%が実はニセモノ!―中国紙

Record China    2007年8月17日(金) 18時9分

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15日、中国紙『第一財経日報』は世界で販売されている薬の約10%がニセモノだという衝撃の調査結果を報道した。写真は安徽省巣湖市にオープンしたニセ薬陳列室。

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2007年8月15日、中国紙『第一財経日報』は世界で販売されている薬の約10%がニセモノだという衝撃の調査結果を報道した。

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同紙によると、現在、世界の医薬品市場の約1割がニセモノの薬によって占められているという。しかもその販売額は年13%と急速に成長しており、正規品に占めるニセモノの割合は年々増加していることがうかがえる。

中国医薬協会の朱長浩(ジュー・チャンハオ)副会長によると、ニセモノの薬に関する正確な統計が中国にはないものの、大手製薬会社の有名商品などを中心に幅広く存在することは間違いないという。全国でニセモノの薬に関する案件は35万件以上が摘発されており、企業に課せられた罰金額は39億元(約620億円)に上ると言われている。製薬会社は偽造防止のためのシールや包装を工夫しているものの、それもあっという間にコピーされてしまう。そのためにニセモノ防止の決定打がないのが現状だ。(翻訳・編集/KT)

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