通報者のなまりが強くて聞き取れず、消防車が火災現場とは別の場所に出動、あわや大惨事に―福建省アモイ市

Record China    2015年3月28日(土) 17時12分

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21日、福建省アモイ市の食品工場で火災が発生。通報を受けた消防車が駆けつけたのは、火災現場から3キロ離れた場所だった。資料写真。

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2015年3月21日、中国福建省アモイ市の食品工場で火災が発生。通報を受けた消防車が駆けつけたのは、火災現場から3キロ離れた場所だった。22日付でアモイネットが伝えた。

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21日正午ごろ、アモイ市同安区の西柯第一食品工場の冷凍庫から出火。工場内には多くの酸素ボンベやアセチレンタンクが保管してあり、爆発の危険性があった。火災に気づいた市民が消防に通報。火災現場を「西湖路168号」と聞き取った消防本部の係員は、ただちに消防車の出動を命じた。だが、現場に到着した消防士が見たのは、そこから3キロほど離れた場所からモクモクと立ち上っている黒煙だった。

通報者は「西福路168号」と言いたかったのだが、「湖(hu=フー)」と「福(fu=フー)」を言い分けることができなかったため、消防本部の係員が「西湖路」と聞き取ってしまったのだ。本当の火災現場に到着した消防隊員は、工場内からただちに酸素ボンベやアセチレンタンクを運び出して消火活動にあたったため、火はまもなく消し止められた。犠牲者やけが人は出ていない。

福建省の人々は「fu」を「hu」と発音してしまう。このなまりが今回、大惨事を引き起こすところだった。(翻訳・編集/本郷)

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