兵馬俑坑から弩を発見、射程距離は旧ソ連の自動小銃AK−47の2倍?―中国メディア

Record China    2015年3月21日(土) 18時36分

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20日、2000年以上前の戦国時代、弩は最先端の武器だった。始皇帝の兵馬俑坑の発掘調査でも、100以上の弩が見つかっている。しかし、このほど出土した弩は、保存状態が最高のものだ。

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2015年3月20日、2000年以上前の戦国時代、弩(おおゆみ)は最先端の武器だった。始皇帝の兵馬俑坑の発掘調査でも、100以上の弩が見つかっている。しかし、このほど出土した弩は、保存状態が最高のものだ。

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兵馬俑1号坑の第3回発掘調査チームを率いた申茂盛(シェン・マオション)氏は取材に対し、「今回発見された弩は陶俑が身につけていたもので、この陶俑が使用するためのものだったはずだ。これまでに100以上の弩が見つかっているが、これは保存状態が最高で、弦や本体の部分の輪郭が鮮明だ。弦の材料は、動物の筋だったと推測できる。本体は青銅製で、現時点ではまだ土の中に埋まっており、調査を終えていない」と話した。

専門家によると、弩は古代に発明され、戦国時代になると武器として広く活用された。当時の弩の射程距離はどれほどだったのだろうか?兵馬俑博物館元館長、「兵馬俑の父」と呼ばれる袁仲一(ユエン・ジョンイー)氏は記者に対して、「強弩の射程距離は最長700〜800メートルに達し、旧ソ連のAK−47自動小銃の約400メートルという有効射程の2倍だ。弱弩の有効射程は、約100メートルが一般的だ。兵馬俑で出土した弩がどちらの弩に属するのかは、まだ明らかになっていない」と述べた。

考古学者は出土した弩に基づき、当時の様子をうかがい知ることのできる復元図を作成した。発掘調査チームは今後、弩の整理を継続する。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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