転売されたiPhoneを通じて知り合う、米男性と中国の「オレンジ兄貴」が対面―広東省梅州市

Record China    2015年3月20日(金) 4時22分

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18日、米国人男性のマットさんが失くしたiPhoneが中国に転売され、それをある男性が購入。iCloudを通じてその男性の画像が、マットさんが新たに購入したiPhoneに同期されるようになった。

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2015年3月18日、米国人男性のマットさんが失くしたiPhoneが中国に転売され、それをある男性が購入。iCloudを通じてその男性の画像が、マットさんが新たに購入したiPhoneに同期されるようになった。オレンジの木の前で映る画像が含まれていたことから、同男性はネット上で「オレンジ兄貴」と呼ばれるようになり話題となった。この思いがけない縁から、マットさんとオレンジ兄貴は友人になり、17日にはオレンジ兄貴が住む広東省梅州市で、対面を果たした。中国新聞社が伝えた。

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「中国、そして僕の故郷・梅州にようこそ」。17日夜、広東省掲陽潮汕空港で、早くから待ち構えていたオレンジ兄貴がマットさんを迎えると、マットさんも中国語で「こんにちは」と返した。そして、オレンジ兄貴が“マットさんの”iPhoneを取り出すと、2人は爆笑した。

今年の春節(旧正月、今年は2月19日)期間中、中国と米国のSNS上ではオレンジ兄貴とマットさんの「出会い」が大きな話題に。ネットユーザーに背中を押され、2人はSNSで交流を開始し、3月18日に中国で対面する運びとなった。

オレンジ兄貴の故郷・梅州市は、客家人が集まる代表的な場所。文化性に富み、「文化の郷」、「華僑の郷」、「サッカーの郷」などと呼ばれている。オレンジ兄貴はマットさんが滞在する1週間、「中国客家博物館」や「葉剣英記念園」、「世界のサッカー王・李恵堂(リー・フイタン)旧居」など、海外でも知られる観光スポットに案内する予定という。また、客家人が作るお酒や客家人の伝統的な人形劇などを体験してもらう。

マットさんは、「僕と中国人が奇縁で知り合えたことが一番大切なこと。今回の中国の旅も人生で一番貴重な旅行になるだろう」と期待を高めている。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)

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