トランスアジア航空、墜落事故機と同機種のパイロット、適性テスト不合格が18%―中国メディア

Record China    2015年3月13日(金) 10時14分

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11日、今年2月に墜落事故を起こしたトランスアジア航空が事故機と同機種のパイロットに適性テストを実施したが、不合格率が18%にも上った。写真はトランスアジア機。

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2015年3月11日、新華社によると、台湾民航局は今年2月に墜落事故を起こした復興(トランスアジア)航空に対し、事故機と同機種であるATR型機のパイロットへの適性テスト実施を要求した。しかし、その結果が極端に悪かったため、対象範囲を同社のパイロット全員に拡大した再テスト実施を要求している。

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2月4日、トランスアジア航空235便ATR72−600型機は離陸直後のエンジントラブルが原因で台北市南港区を流れる基隆河に墜落した。事故発生後、台湾民航局は同社に対し、ATR型機のパイロット68人への適性テスト実施を要求した。

トランスアジア航空は、パイロット68人のうち、台湾以外で訓練を受けている8人と退職者5人を除く合計55人に対し適性テストを実施したが、10人が不合格となり、不合格率は18%にも達した。

不合格率が極端に高いことを憂慮した台湾民航局は10日、トランスアジア航空に対し、その他の機種のパイロット95人も含めた、同社のパイロット全員による適性テストとシミュレーターを利用したテストへの参加を要求したことを明らかにした。また、台湾民航局は会社名を明らかにしていないものの、別の航空会社にも同様の措置を要求したという。

トランスアジア航空は2月4日の墜落事故のほか、昨年7月23日にもATR72−500型機が着陸に失敗し、乗員乗客58人のうち49人が死亡した事故を起こしている。また、95年以降、エンジンからの出火やキャビンからの煙発生など、重大事故10件以上が起きている。(翻訳・編集/秋田)

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