「世界の工場」に別れを告げる中国、資本輸出国化を示す5つの現象とは―中国メディア

Record China    2015年3月16日(月) 4時15分

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10日、中国は米国に次いでGDPが10兆ドルを突破しており、中国経済のモデルチェンジは、世界全体に大きな影響を与えることになる。5つの現象が、中国が「世界の工場」に別れを告げ、資本輸出国へと変貌していることを示している。資料写真。

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2015年3月10日、中国は米国に次いでGDPが10兆ドルを突破しており、中国経済のモデルチェンジは、世界全体に大きな影響を与えることになる。中国紙・参考消息はこのほど、ブルームバーグの記事をもとに、以下に挙げる5つの現象が、中国が「世界の工場」に別れを告げ、資本輸出国へと変貌していることを示していると伝えた。

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1.経常黒字が徐々に減少。長期的に輸出が輸入を上回り、膨大な経常黒字を維持してきた。そのため、安すぎる人民元が米国人の仕事を奪っているといった批判もあったが、経常黒字の対GDP比は世界金融危機前の10%から、2%にまで減少している。

2.外貨準備高の減少。輸出主導により外貨準備高は昨年4兆ドルに達したが、その後は小幅な下落を見せている。

3.投資受入国から投資国へ。海外企業は相次いで中国に投資し、製造業をエンジンとして成長する中国市場から旨味を得ていたが、中国への投資ブームが冷え、余剰生産力が中国企業の海外進出を後押ししている。

4.潤沢な低コスト資金。ドイツ銀行のストラテジストが作成した報告書によると、中国経済の国内投資額は世界全体の投資総額の26%を占めるにいたっている。1995年にはこの数字はわずか4%だった。生産過剰や人口高齢化によって国内投資が減少すれば、余剰資金は国外へと向かうことになる。

5.海外旅行者数の増加。30年前、海外旅行のできる中国人はごく少数だったが、2014年の海外旅行者数は1億人を突破し、不況にあえぐ欧州、韓国、日本の経済に貢献している。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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