Record China 2015年3月4日(水) 17時26分
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3日、日本人は本当に伝説どおり勤勉なのだろうか?資料写真。
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2015年3月3日、日本の会社員は仕事に対して熱い情熱を持っていると世界中の人々が考えている。そのため、たとえ残業代が出なくても会社に居残って残業し、私用のために有給休暇を取ったりすることもなく、さらには過労死する人までいる。サラリーマンが1日の仕事を終え、疲労困憊して電車内で眠り込む姿は日本ではしょっちゅう目にする光景だ。これは、企業に勤める日本の会社員の象徴的な姿となっている。しかし、実際に日本の会社で働いている人は、このような状況は限られた一部の会社だけのことで、あらゆる人が熱心に仕事をしているわけではないと語る。実際、日本の会社員も中国人と同じように怠惰である可能性もある。なぜ人々は、日本人が仕事に熱心だと思っているのだろうか?
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■誤解1:「日本人は一生懸命仕事をするので、有給休暇を一切取らない」
日本では1年に10日あまりの有給休暇しかもらえない仕事が多い。しかし、最終的には、たったこれだけの有給休暇も消化できずに終わる。しかし、これは、上司が許さないからではなく、有給休暇を取ろうする人がいないのだ。
○誤解の原因
日本の会社員は仕事が好きだから喜んで有給休暇を返上していると思っている人が多い。しかし、これは、日本の会社員の奉仕精神をあまりにも過剰評価しすぎている。最も重要なのは、根本的に「どうして有給休暇を取りたいと思う日本人がいないのか?」という問いがなされていないことだ。実は、日本人が有給休暇を取らない大きな理由は同僚からの圧力にある。
有給休暇を取るということは、誰かがあなたの代わりにめんどうな仕事を請け負わなければならないことを意味する。これは集団意識の強い日本人にとっては非常に耐えがたいことだ。日本の会社が優秀な業績の社員を抜擢したからには、ソファの上に誰かが残した酒を飲むような楽をする人間だというイメージを人に与えたいと思う人はいない。しかも有給休暇を取りたいという要求は通常上司や同僚の助けを期待しなければならないことを意味する。上司は単に眉をひそめて、その後はっきりとあなたがめんどうを引き起こしていると考えていることを伝える。
実際、日本が制定している休日は非常に多い。年末には1週間の正月休み、5月にはゴールデンウィ―ク、8月にはお盆休みの長期休暇があるほか、この他にも多くの単独の休日がある。基本的にほぼ毎月のように休日がある。魅力的な休日は、さほど長く待たなくてもやってくるのだ。有給休暇をわざわざ取る面倒に比べると、休日を待つことなど非常に簡単だ。つまり、日本人が与えられた有給休暇を取らないのは、基本的に仕事が好きだとか、休みを利用したくないからという理由ではない。
■誤解2:「一生懸命仕事をするので、日本の会社員の残業は長くなる」
しょっちゅう中国に帰国する友人は、「絶対に日本では仕事をしたくない。日本の会社員は深夜にならないと帰宅できないからだ」と口にする。確かに、日本の会社員は見たところ残業も多いし、最終電車では眠りこけているサラリーマンやOLの姿を多く見かける。
規定の就業時間より1日数時間、長く働くことが、仕事に精を出していることを意味するわけではない。特に日本では勤務時間を延長して働いているのではなく、一日で終えられるはずの仕事をわざと引き延ばして、残業時間を使って行っているのだ。これには、二つの要素が影響している。一つは、前述した同僚からの圧力、もう一つは残業代でお金をより多く稼ぎたいからだ。
会社は社員が残業すれば毎日でも残業代を支払う。不況の今の時代、お金をより多くもらえるのなら、もらっておかなければ損だ。しかも、誰もあなたがちゃんと仕事をしているかなんて気にしていない。デスクに座っているだけでいいのだ。これなら、夜の残業時間を利用して残業代を稼がない理由が見当たらない。
しかし、日本人が他の国の人たちよりも残業時間が長いという事実は否定できない。しかし、これは決して日本人の仕事の効率が高いことを意味するわけではない。しかも、毎日中身のない会議を長時間開き、上司の命令に服従して多くの不必要な業務を行わなければならないのだ。
■誤解3:「一生懸命仕事をするので、日本の会社員は疲労困憊している」
可哀想な会社員は街角で酔っ払って眠り込んだり、疲れすぎて自分を抑制できず、時には数枚の衣服だけを残して裸に近い格好になったりする。可哀想なOLは夜の最終電車で隣の人に寄りかかり、いびきをかき始める。きっと仕事で疲れすぎているのだろう。
昼間は英気を養い気力を蓄えるためあまり仕事をしないのは日本ではよくあることだ。その後、夜の酒場や会社の集まりに参加する。会社の集まりは、今後あなたを高いポストに引き上げてくれる権力者と知り合うためのもので、幹部に自分を評価してもらい、派閥を組むために存在する重要な機会だ。
おそらく、最終電車で会った人々は仕事で疲れていたのではなく、断りきれない付き合いのために疲労困憊していたのかもしれない。この習慣は、社交のための潤滑油になっているとは言えず、逆に大量に酒を飲むという問題になっている。コンビニの棚に数多く並んでいる栄養ドリンク剤は酒の席で疲労困憊した社員の戦闘力を持続させるためのもので、酔いを醒ます働きもある。1日でできる仕事を引き延ばし、酒を飲んで酔っ払うことは確かに疲れるということを我々は否定できないが、これは、熱心に仕事をしていることになるのだろうか?
データから、現在最も熱心に仕事をしているのは米国人であることが見て取れる。おそらく、日本人が勤勉だとする神話は完全に否定される時期が来たのかもしれない。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)
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