Record China 2015年3月4日(水) 14時42分
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3日、スピルバーグ監督が「あまりに切ない記憶の物語」と絶賛した、チャン・イーモウ監督と女優コン・リーがタッグを組んで織りなす夫婦の愛の物語、「妻への家路」が3月6日に公開される。
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2015年3月3日、スピルバーグ監督が「あまりに切ない記憶の物語」と絶賛した、チャン・イーモウ監督と女優コン・リーがタッグを組んで織りなす夫婦の愛の物語、「妻への家路」が3月6日に公開される。
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長身と豊満なプロポーションでデビュー当時から男女が憧れてきたコン・リーも今年で50歳。コン・リーは今までの美しい外見からは想像もできない役柄を演じ、女優として新たなステージに進んだ。
チャン・イーモウ監督とコン・リーと言えば、「紅いコーリャン」「秋菊の物語」「活きる」など、数々の名作を生み出し、世界の映画祭を総なめにした最強タッグ。
コン・リーが本作で演じるのは、文化大革命で引き裂かれた夫への愛は変わらないのに、20年待ち続けた心労により、夫の姿や顔は忘れてしまった妻という難役。撮影前、コン・リーは病院と老人ホームで実際に生活し、多くの観察と研究を行い、この病気を患った人たちの肉体と心理を体感。チャン・イーモウ監督はこうした役作りを“生活体験”と呼び、「クリエイターとしての私と、コン・リーという役者の昔からの習慣」と語る。
実は、コン・リーが老人の特殊メイクをしたのは、最後の数分間のシーンだけ。今回の役柄についてコン・リーは、「この上なく素晴らしい役だが、演じるのがとても難しい。不可能な任務に挑んでいるような、観客に全く新しい“コン・リー”を見せているような気持ちになった。再びチャン・イーモウ監督とチームを組んだことで、監督の作品がより深く成長し、さらに困難なことに挑戦しているのだと確信した。今回の役は、8年前の『王妃の紋章』の役よりも難しかったが、その挑戦を楽しんだ。楽しんだからこそ、演技への情熱を感じることができた」と語っている。
コン・リーについてイーモウ監督は、「見た目の扮装はすべてではなく、一つの手段に過ぎない。メイクに頼らず、内なる演技でキャラクターを生かすのは、優秀な役者の証」と絶賛する。
コン・リーはその美貌と類いまれな演技力で中国を代表する国際派女優のひとり。美しい外見へのこだわりを捨て、内面からにじみ出る、人間としての美しさや儚さを見事に表現した、彼女の女優としての全く新しい顔は必見だ。「妻への家路」は3月6日より、TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開する。(編集/内山)
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