2015年2月26日、ワシントン・ポストやBBCなどの欧米メディアは、過激派組織「イスラム国」が後藤健二さんら人質を殺害したとする動画に登場していた「ジハーディ・ジョン」と呼ばれる黒い覆面姿の男の身元を特定したと報じた。

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ワシントン・ポストやBBCなどの欧米メディアは26日、「イスラム国」の人質殺害の動画に登場した黒い覆面姿の男は、クウェート生まれの英国人ムハンマド・エムワジ容疑者であると特定したと報じた。英当局や米当局は捜査中であるとしてコメントを発表していないが、エムワジ容疑者は20代半ばで、ロンドン西部の中流家庭に育ち、地元の大学でコンピュータ・プログラミングを学んだと伝えている。2012年ごろにシリアに渡り、「イスラム国」に参加したとみられており、複数の英米人のほか、後藤さんや湯川遥菜さんらの人質の殺害を実行したとみられている。

この報道に、英国のネットユーザーがコメントを寄せている。

「本名が分かったのだから、もう“ジハーディ・ジョン”という呼び名を使うのはやめるべきだ。マンガに出てくるような悪役ではなく、残酷非道な殺人者なのだから」

「彼の家族が政府などの捜査に協力していることを願う」

「エムワジ容疑者の家族の資産などを全部取り上げて、彼を捕まえるための資金にすべきだ」

「覆面を取った姿を見せてほしい」

「顔を見たい。覆面をはがすんだ！」

「頼むから、早く彼を捕まえてくれ」

「死刑を言い渡してくれ！」

「西洋のメディアは規制されている。メディアの報道を信じてはいけない」（翻訳・編集/蘆田）