大気汚染を改善し緑のオリンピックが実現か?!環境対策になんと2兆円近く投入―北京市

Record China    2007年8月5日(日) 11時11分

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2007年8月、五輪まであと1年と迫った北京市では、累計で1200億元(約1兆9000億円)の巨費を投じて、環境問題を改善するプロジェクトを推進中だ。写真は天安門広場に設置中の五輪カウントダウンイベント会場。

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2007年8月、北京五輪開幕まで1年余りとなり、急ピッチで準備が進められている。特に注目されるのが五輪までに大気汚染を改善するというプロジェクト。累計で1200億元(約1兆9000億円)が投じられているという。

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北京市は全国平均を上回る大気汚染の改善目標を掲げ、対策に乗り出している。対策の一環として、汚染物質排出量の多い化学工業・製鉄業・コンクリート製造業・炭坑・医薬品工場らを郊外や他自治体へと移転させており、市政府は各企業に100万元(約1600万円)を越える補助金を支払うなどの支出を重ねている。それだけではない。北京市の代表的企業でもあり、大きな財源でもあった首都鋼鉄集団を河北省へと移転させるなど市政府は大気汚染改善に断固とした姿勢を見せている。

この他にも、タクシー・バスの低公害車への変更、大規模な緑化の実施などさまざまな対策が実施されている。(翻訳・編集/KT)

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