Record China 2015年2月11日(水) 7時35分
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10日、人民網によると、米国際ラジオ放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は、過激派組織「イスラム国」がイラク北部に侵攻してから、最も甚大な被害を受けているのはシンジャル市付近の少数派ヤジディ教徒たちだと伝えた。資料写真。
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2015年2月10日、人民網によると、米国際ラジオ放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は、過激派組織「イスラム国」がイラク北部に侵攻してから、最も甚大な被害を受けているのはシンジャル市付近の少数派ヤジディ教徒たちだと伝えた。
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報道によると、「イスラム国」は1000人にのぼる男性を殺害し、多数の女性や子どもを監禁している。そのうちの数人の若い女性が逃走に成功し、VOAの記者にその悲惨な体験を語った。イラクのバドラキャンプには1万5000人の行き場を失ったヤジディ教徒がおり、そのほかに1000人以上のヤジディ教徒が「イスラム国」の支配下にある。18歳の少女は6カ月の捕虜として過ごした後に脱走した。彼女は身分を明かさないことを条件に取材に応じた。
彼女によると、「イスラム国」が昨年8月に彼女が住む村に侵入し、すべての男性を連れ去って行ったという。「彼らは私たち7人の母子を引き離し、私たちをある家に連れて行った。食べ物はひどいものだった。1カ月後、2人の『イスラム国』メンバーがやってきて、私たちの中から1人を選んでモスルの家に連れて行った」と語る。彼女は数えきれないほどの強姦と暴力を受け続けたが、1カ月ほど前に逃走に成功した。彼女は一晩中走って、かくまってくれる家を見つけたという。
22歳の女性によると、100人以上の女性がシリア北部のラッカに連れていかれた。そこに「イスラム国」メンバーが一人ひとり、少女を買いに来たという。「彼らは私たちをイスラム教に改宗させ、強姦した。食べ物は満足に与えられず、反抗すれば暴行を受けた。私たちは何もできなかった。3人で1人の少女を強姦することもあった」と語る。
また、「私たちは逃げられたけどうれしくない。私たちの家族はここにいないから。私の親戚たちは、まだ彼らの手の中にいる。彼らは子どもに洗脳を施し、注射を打っている。そうした子どもたちは、その後、私たちに彼らと同じことをするようになる」と明かした。彼女は「すべての大国が『イスラム国』に打撃を与えているけど、そうした国々は私たちには関心がない。彼らの興味はイラクの石油にある。私たちを助けてくれる気があるなら、人質を助けているはず」と話し、国際社会の反応に対して怒りを露わにしたという。(翻訳・編集/北田)
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