トランスアジア航空機、墜落事故連発のワケ=コスト削減でパイロットが疲弊―台湾

Record China    2015年2月7日(土) 16時35分

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6日、参考消息網は記事「元トランスアジア・パイロットが語る=会社は金を惜しんで安全を犠牲にした」を掲載した。経営コスト削減が進められるなか、現役パイロットは疲弊しているという。写真は事故現場。

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2015年2月6日、参考消息網は記事「元トランスアジア・パイロットが語る=会社は金を惜しんで安全を犠牲にした」を掲載した。

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離陸直後に墜落したトランスアジア航空機墜落事故。6日までに35人の死亡が確認された。なお8人が行方不明。トランスアジア航空は昨年7月にも着陸失敗により49人が死亡する墜落事故を起こしている。なぜこれほど事故が頻発するのか。

台湾紙・中国時報は6日、以前にトランスアジア航空に在籍していたパイロットのインタビューを掲載した。2014年、20人ものパイロットがトランスアジア航空から他社に転職した。経営陣はコスト削減を進めており、人材を引き留めるだけの待遇を用意できなかった。

残ったパイロットはさらに過密勤務を迫られた。フライトの間に最低でも30時間の休息を取るよう決められている場合、午前3時に勤務終了、翌々日の午前9時に次のフライト……といったぎりぎり30時間のタイミングで仕事を入れられることもままあるのだとか。こうした過密勤務が疲労を招き、パイロットの判断ミス、操作ミスを招いた可能性も考えられる。

一方、トランスアジア航空は、従業員数は最近、1600人から1800人に増やしている。人手不足の問題はなく、またパイロットの飛行時間については当局に提出していると反論した。(翻訳・編集/増田聡太郎

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