英紙フィナンシャル・タイムズは「日本では“I am Kenji” が “I am Charlie(私はシャルリ)” に取って代わって最大のスローガンとなっている。平和憲法に根差す日本の外交政策は現在転換点にある。後藤さんの運命に対する市民の反応は、今後の物事の推移に重要な影響を与えるだろう」と指摘。「もし後藤さんが解放されれば、安倍首相の影響力は強化され、その妥協しない外交政策は成果を収めたと見なされる。だが後藤さんが最終的に死亡すれば、安倍首相による自衛隊の海外派遣に対する市民の支持は揺らぐ可能性がある。これは憲法解釈の見直しを支えるのに必要な法律の可決をさらに難しくするだろう。多くの日本人は、いざという時に米国が自国民の命を犠牲にして日本を防衛することはないと認識している。一方、中東地域ではすでにイデオロギーの炎が燃え上がっており、同地域の石油供給に依存する日本はその中に身を置かざるを得なくなっている。日本政府にとって、どちらの側にもつかないですんだ日々は終ろうとしている」とした。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)
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