日本、中国クルーズ船の乗客に対しビザ免除措置実施の可能性―中国紙

Record China    2015年1月30日(金) 9時58分

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29日、旅行会社・凱撒旅游がこのほど、ロイヤル・カルビアン・クルーズ、ロイヤル・プリンセス・クルーズ、コスタクルーズ、HNAクルーズとともに、北京で「2015年クルーズ船盛典」を開催した。写真は済州島。

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2015年1月29日、新京報によると、旅行会社・凱撒旅游が22日、ロイヤル・カルビアン・クルーズ、ロイヤル・プリンセス・クルーズ、コスタクルーズ、HNAクルーズとともに、北京で「2015年クルーズ船盛典」を開催した。同日、一新された2015年のクルーズ船の旅行商品の観光ルートや内容が発表された。

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現時点で、中国を母港とするクルーズ船の目的地は、日本と韓国の割合が最も高い。また、韓国の済州島はビザ免除措置が採られているため、韓国ルートと日韓ルートがほぼ必須の経由地となっている。中国の港を出発して日本に寄港するクルーズ船の経由地には、福岡、長崎、沖縄、鹿児島、清水、大阪、神戸、横浜、小樽、函館、佐世保などが含まれる。

中国青年旅行社、捷達旅游、楽道旅行などの旅行会社によると、2015年に中国の港を出発するクルーズ船は、日韓ルートが最も売れているという。

中国青年旅行社クルーズ船部の呂位丹(リュー・ウェイダン)氏は、「2015年に中国を母港として出発するクルーズ船ルートの70%から80%が日韓ルートとなっている」と語る。楽道旅行クルーズ船部の包穎慧(バオ・インフイ)部長は、「この2年、日中関係の影響を受けて、クルーズ船のルートは主に韓国ルートとなっていたが、今年は以前乗船した客がリピーターとなるように、皆これまでとは異なる港やルートを考えている。このため、日韓ルートや日本ルートのみのクルーズ船が人気となっている」と語る。

■日本、中国クルーズ船の乗客に対するビザ免除措置実施の可能性

最近、インターネットの情報によると、日本は、今後中国クルーズ船の乗客に対するビザ免除措置を採る新政策を実施予定だという。いくつかの旅行会社にこの件を確認してみると、「正式な通知は受けていない」という回答を得た。

これについて、業界関係者は、「もし、日本がクルーズ船の乗客に対するビザ免除措置を実施すれば、中国の海外旅行社やチャータークルーズ企業もより多様なルートを開発できる。250元(約4700円)のビザ申請費用が減れば、クルーズ船の価格にも競争力が生まれる。また、ビザ免除であれば、旅行決定期間がより短くて済むので、売れ残りの商品にもメリットがある」と語る。

日本の個人観光マルチビザを申請するには、年収10万元(約190万円)の貯金残高などの収入証明書が必要だという。この要件に合った収入証明書が用意できずに、日本へ行くことができない観光客もいる。もし、ビザが免除されれば、日本行きのクルーズ船に乗る乗客の数はきっと大幅に増加するだろう。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)

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