中国の人工中絶は年間1300万件、婚前交渉経験者の2割が望まぬ妊娠、うち9割が中絶―中国紙

Record China    2015年1月31日(土) 20時57分

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26日、中国青年報は中国の人工中絶は年間延べ1300万人に上ると報じた。人工中絶の低年齢化が問題となっており、中でも大学生が多くを占めている。写真は中国の病院。

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2015年1月26日、中国青年報は「中国の人工中絶は年間延べ1300万人に上る」と報じた。北京大学人口研究所がまとめたデータによると、婚前性交渉の経験がある女性のうち、20%以上が望まぬ妊娠をし、うち人工中絶を行った人は91%に上った。

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人工中絶をめぐっては低年齢化が顕著な問題となっており、調査では25歳以下が半数以上を占めた。中でも多いのが大学生による中絶で、近年出回っている「手術は無痛、安全で短時間」という医療機関の宣伝文句が人工中絶に対する抵抗感を弱めたり、若者の性に対する考え方がより開放的になったことが人工中絶の低年齢化を引き起こしたとみられている。

調査によると、未婚の青少年のうち約60%が婚前交渉に寛容な態度で、22.4%は実際に経験があった。性に関する正しい安全知識を持っている人は4.4%にとどまり、過半数の人が「初体験の時、避妊をしなかった」と答えている。

インターネットなどの普及で若者が性に関する情報を入手しやすくなる一方、性教育が旧態依然としていることが人工中絶の低年齢化に深く関わっているようだ。ネットで不正確なものも含め性に関する情報が飛び交う中、中国の性教育は「婚前は慎むように」という以前と同じ指導が中心で、「現在の性教育は若者が耳を傾けるものではない。正確な性知識を持たせ、自分と他人に対する責任を自覚させることが必要」と指摘されている。(翻訳・編集/野谷

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