日本車の中国販売が疲弊、各社とも目標未達―中国メディア

Record China    2015年1月24日(土) 8時16分

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22日、自動車メーカーは近頃、2014年の販売台数を相次いで発表しており、悲喜こもごもの様相を呈している。トップ3は依然として上海VW(フォルクスワーゲン)、一汽VW、上海GM(ゼネラル・モーターズ)によって占められたが、順位に変動が生じた。写真は中国道路。

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2015年1月22日、自動車メーカーは近頃、2014年の販売台数を相次いで発表しており、悲喜こもごもの様相を呈している。トップ3は依然として上海VW(フォルクスワーゲン)、一汽VW、上海GM(ゼネラル・モーターズ)によって占められたが、順位に変動が生じた。全体的に見ると、日本メーカーの販売台数はいずれも目標未達で、一部ブランドには販売減の状況も見られた。中国経済網が伝えた。

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◆一汽トヨタ、下方修正も目標未達

全国の自動車販売台数の増加率が低下し、過去長期に渡り10-20万元(約190-380万円)クラスの自動車市場を占めてきた日本メーカーが苦しめられた。一汽トヨタが11位に順位を落とし、トップ10から脱落したことが特に目立っている。

一汽トヨタは2014年9月に、通年の販売目標を4万台引き下げ62万台とした。2014年が過ぎると、58万6100台という速報値が発表された。調整後の目標であっても、達成率はわずか94.5%だ。

一汽トヨタと同じく苦しんだのは、広汽トヨタだ。広汽トヨタも昨年11月に、年初に設定した40万台の目標を38万台に引き下げたが、最終的には35万4400台で達成率93.3%となった。

当然ながら、予定の目標を達成できなかったからといって、過去1年が失敗だったと決めつけることはできない。トヨタの中国販売台数は2014年に100万台を突破し、103万台に達した。目標未達でも、前年比12.5%の増加率は、市場全体を上回っている。

◆東風ホンダ、販売減で順位を落とす

広汽ホンダと東風ホンダは昨年の年初、販売目標をそれぞれ50万台・36万台と設定していた。ホンダは年初、2014年の中国販売台数の目標を90万台と設定したが、その後業績が振るわず80万台に下方修正した。

ホンダの公式データによると、東風ホンダの2014年の販売台数は、2013年の32万1400台から3.75%減の30万800台となり、順位も前年の16位から19位に転落した。

広汽ホンダの通年の48万台という販売台数はまずまずで、目標の下方修正により達成率が96%となった。通年の販売台数は、前年比で10.2%増となった。

ホンダは2014年に中国で78万8300台の新車を販売し、下方修正後の目標を達成できなかった。販売台数の増加率は4.1%で、業界全体の平均水準をやや下回った。

日産の中国販売台数、6カ月連続で減少

一汽トヨタの悲惨な状況と比べ、東風日産は幸運に見える。東風日産はトップ10入りを果たし、6位となったからだ。しかし東風日産は、実際には苦しい経営を強いられていた。

公式データによると、東風日産の2014年の販売台数は95万4000台だった。増加率はわずか3%で、業界の平均水準を下回った。トヨタと同様、東風日産も年初の110万台の目標を100万台に下方修正した。東風日産は2015年の販売目標を、2014年の下方修正後の目標と同じ100万台とした。

日産の中国事業全体を見ると、現状はさらに悲惨だ。日産の中国販売台数は、2014年7月から前年同月比で6カ月連続減となっている。日産の2014年の中国販売台数は122万1600台で、前年比でわずか0.5%増となった。日産が年初に設定していた目標は140万台で、2014年の達成率は87.3%のみだ。昨年11月の下方修正後の127万台に合わせても達成率は96.2%で、目標未達となった。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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