ゾンビパソコン化の恐怖！チャットソフト経由のウイルスが流行の兆し―中国

2007年7月30日、チャットソフトを利用したコンピューターウイルスが急速に拡大していると、大手アンチウイルスソフト販売会社・瑞星公司が発表した。

瑞星公司が「Backdoor．Win32．IRCbot．Bcg」と命名した同ウイルスは、マイクロソフト社のチャットソフトを利用して感染拡大する。「私とあなたの写真です。見てね」「私の写真を受け取ってね」などのメッセージを表示させた後、「photo」「picture」の名称のウイルスファイルを送信するもの。

このウイルスに感染したパソコンは、バックドアを仕掛けられ、ゾンビパソコンとして、迷惑メールの発信などに不正利用されてしまうという。専門家は「チャットソフト経由でファイルが送られてきた場合、本当にユーザーが送ったものなのか確認するように」と呼びかけている。（翻訳・編集/KT）