Record China 2007年7月30日(月) 19時6分
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身近なデジタルビデオカメラ(DV)が一般市民に普及し始めた中国で、その使い方に関するモラルが問われ始めている。きっかけは、あるテレビ番組の内容についてのインターネットの書き込みだった。
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2007年7月30日、デジタルビデオカメラ(DV)が一般市民に普及し始めた中国で、その使い方に関するモラルが問われ始めている。きっかけは、あるテレビ番組の内容についてのインターネットの書き込みだった。
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その番組は、主に視聴者からの映像提供に基づいて製作されている。あるとき、番組内で視聴者によって撮影された飛び降り自殺の現場の映像を放送したところ、インターネットの掲示板に、その内容を非難する書き込みが相次いだ。
書き込みは番組に対し、自殺者の家族は心に深い傷を負っているのに、そうした場面を無断で撮影、放送するのは自殺者とその家族に対するプライバシーの侵害である、と激しい調子で非難。さらに続いて、人物が特定できてしまうような映像を報道するのは肖像権の侵害であるとの書き込みがなされ、それをきっかけに一般市民がビデオ撮影したニュース映像がプライバシーの侵害にあたるのかどうかについての激しい議論が続いている。
問題のテレビ番組は、河南電視台が制作。担当者は「番組には自ら撮影したニュース映像を提供してくれる1000人近くのDV愛好者がおり、この番組は、身近なニュースを市民の目線で捉えることにこだわっている」とコメントした。(翻訳・編集/BA)
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