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私の発言に中国人が絶句、何気ない会話がとんでもない下ネタに

曽賀 善雄
配信日時:2017年9月8日 23時20分
  • 私の発言に中国人が絶句、何気ない会話がとんでもない下ネタに

先日、米軍普天間飛行場の移設先、沖縄県名護市辺野古の米軍基地前抗議活動の際、沖縄防衛局職員が「日本語分かりますか」と反対派に発言し物議をかもしています。実は私も、中国で同じことを言われたことがあります。

●上海で…日本語わかりますか

中国生活にようやく慣れてきたころのことです。一時帰国するために上海の浦東空港のチェックインカウンターに並んでいた時にこんなことがありました。

私の前に並んでいた子どもを連れた日本人のお母さんが、やおら、私の方を振り向き、こういいました。「日本語わかりますか?」と。もちろん日本語で。私を日本人とは思わなかったのでしょうね。面食らった私は思わず「少しだけなら…」とお答えしました。話はそれだけなのですが、どうも、そのお母さんは、列を外れた子供を連れ戻す間、スーツケースを見ておいてほしかったようです。面子をつぶさないように答えた私は、内心、「ナイスリカバリー」とつぶやいておきました。

●大連で…こんなことも、日本語わかりません

私が住んでいたアパートメントはホテルに併設されていたのでフロントがあり、そこには日本語を話す中国人スタッフもいました。

ある時、突然、部屋が停電しました。しばらくして、内線電話でフロントに復旧の予定を中国語で尋ねました。すると、フロントのスタッフはたどたどしい日本語で「私、日本語わかりません」と言うのです。

再度中国語でたずねたのですが、同じ答えが返ってきました。私はせっかく中国語で話しているのに、と思いつつもあきらめました。翌日会社でその話をしたらみんなから大笑いされました。

内線電話でかけたので、フロントに表示された部屋番号は、日本人が住んでいるということがわかります。フロントスタッフは、日本人が中国語をしゃべるはずはないという先入観があったのでしょうか。それとも私の話す中国語が中国語とは思えない発音だったのでしょうか。

●もう一つ、大連で…日本語が上手ですね

懇意にしていた中国人のある事業家が、彼の友人である日本人を私に紹介してくれました。その中国人事業家は日本語ができませんので、中国語で私に紹介してくれたのです。私は紹介を受けた日本人の方に、簡単に挨拶をしたところ、その方から「日本語がとても上手ですねぇ」と言われたのです。「あの〜、私は日本人ですから…」と対応。お互いに大笑い。中国人が紹介したのですから、当然中国人だと思ったのです。人間って思いこむとこんなことになってしまうのですね。

●ちょっと下ネタ…

大連の地元金融機関幹部との会食の席上でのことです。私の両側には顧客の中国人が着席していました。左側の方とは、「いつ日本から大連に戻ったのか」という話題。ちょうど一時帰国から戻った直後でしたので、彼はそうたずねてくれたのです。

その時、私は中国ではタクシーに乗ることを「打出租車」という風に「打」を使うことを知っていましたので、「昨日飛行機で帰った」という意味のことを言うところを、「打飛機」と表現してしまいました(※「出租車」はタクシーのこと。「飛機」は飛行機のこと)。

その話題の直前に、右側の方とは「毎日何をしているのか」ということについて話していたのです。たまたま、右側の方は、その話題の途中で別の方とお話をしていました。で、私の方を向き直ったときに「打飛機」と私が発した言葉を聞いたのです。

中国で「打飛機」とはマスターベーションを意味する隠語です。つまり右側の彼は、私に「毎日何してる?」と聞いたところ「打飛機」と私が答えたと理解したのです。彼は絶句し目を丸くしていました。誤解が解けた時に、みんなで大笑いが…。

●口は禍のもと

私の経験談は他愛もないただの楽しかった笑い話ですが、時と場合によってはそうはいかないことがあります。「口は禍のもと」とはよく言ったものです。まして、会社の総経理(社長)や老板(経営者)といった立場の人は、自身の発言には十分注意をしなければなりません。最悪の場合は、皆から総スカンを食らうことにもなりかねません。無用のトラブルの発生は避けたいものです。

■筆者プロフィール:曽賀善雄
1949年和歌山県生まれ。1971年大手セキュリティサービス会社に入社。1998年6月、中国・上海のグループ現地法人の総経理(社長)として勤務。2000年4月から13年近くにわたり中国・大連の現法で総経理(社長)として勤務。2013年1月に帰国、本社勤務を経て2014年7月リタイア。

※掲載している内容はコラムニスト個人の見解であり、弊社の立場や意見を代表するものではありません。

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