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<写真特集>在日中国人が見た中韓対立後の韓国

呂厳
配信日時:2017年3月18日 15時30分
  • <写真特集>在日中国人が見た中韓対立後の韓国

中国が強く抗議する中で進められる在韓米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備計画―。中国では韓国製品に対するボイコット運動が起き、韓国を訪れる中国人観光客も激減したと伝えられている。日本在住の中国人カメラマン、呂厳(リュー・イエン)が実際に韓国で目にした光景を写真と文章で紹介する。

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15日、ソウルきっての買い物エリア・明洞には多くのメディアが取材に訪れていた。この日は韓国で「中国による韓国旅行禁止令が正式にスタートする」とされてきた日だ。中国語で書かれたロッテ免税店の案内板は相変わらず人目を引く場所にあったが、客の数は明らかに減っていた。多いのは日本と東南アジアからの観光客。明洞で中国人観光客向けのガイドをしている任さんは中韓関係悪化後に中国からの観光客が3割は減ったとの見方を示し、このエリアで化粧品店を経営する趙さんは「5割減は確実と思う」と語る。

光化門にある観光案内所の担当者からは「今は中国からの観光客がかなり減り、特に団体客はほとんど姿が見えなくなった」と聞いた。私が光化門広場で出会った中国人団体客は「早い時期にツアーに申し込んだ。キャンセルしても返金されないので…」と韓国に来た理由を説明し、「THAAD配備用の土地を提供するロッテの店舗で買い物はしない」と付け加えた。私が申し出た写真撮影は用心深げな態度で拒否されてしまった。

中国人観光客は近年、明洞を訪れる買い物客の主力となっている。中国人観光客の消費意欲の高さに目を付けた小売店、レストランなどは中国人観光客をターゲットとした取り込み策を展開してきた。中国語のメニューや看板はその一例で、中には店名を中国語の名に変える店すらあるくらいだ。しかし、今や中国人観光客は減少、これら店側にとっては「致命的な打撃」だ。

仁川国際空港内にある中国東方航空のチェックインカウンター前ではこれまで同様、炊飯器や大量の化粧品を持った中国人の姿を見ることができた。彼らの口から出てきたのは「中韓関係が悪化したとはいえ、やはり韓国の商品を買いたい。自分は政治には関心がない」との言葉。同空港のロッテ免税店で働く金さんは「最近は中国からのお客様がかなり少なくなりました。買い物後に『ロッテの買い物袋はやめてほしい』という声も聞きます。自分がロッテで買い物をしたことを他人に知られたくないのでしょう」と語ってくれた。(編集/野谷

●呂厳(リュー・イエン)
4人家族の長男として文化大革命終了直前の中国江蘇省に生まれる。大学卒業まで日本と全く縁のない生活を過ごす。23歳の時に急な事情で来日し、日本の大学院を出たあと、そのまま日本企業に就職。メインはコンサルティング業だが、さまざまな業者の中国事業展開のコーディネートも行っている。1年のうち半分は中国に滞在するほど、日本と中国を行き来している。興味は映画鑑賞。好きな日本映画は小津安二郎監督の『晩春』、今村昌平監督の『楢山節考』など。

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