中国人が高倉健をこれほど愛しているのはなぜか?ネット上に続々と集まる哀悼コメント―中国メディア

Record China    2014年11月19日(水) 12時24分

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18日、中国各紙は日本の俳優・高倉健さんが今月10日に悪性リンパ腫で死去していたことを一斉報道。健さんの特集記事を組むなど異例の扱いで偉大な俳優の死を悼んだ。写真は中国の報道。

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2014年11月18日、中国中央テレビや新華社などのメディア各社は、日本の俳優・高倉健さんが今月10日に悪性リンパ腫で死去していたことを一斉に報じた。

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中国各紙は健さんの特集記事を掲載。同サイトのコメント欄やネット掲示板には、日本の偉大な俳優の死を悼む声が続々と寄せられており、高倉健さんが中国の人々に愛されていたことがよく分かる。では、なぜ彼はこれほどまでに愛されたのか。

文化大革命後の1978年、中国で初めて公開された外国映画が高倉健さん主演の映画「君よ憤怒の河を渉れ(中国語タイトル:追捕)」だった。人々は生まれて初めて見る本格的なサスペンスアクション映画に夢中になり、映画のなかのラブシーンに衝撃を受けた。高倉健さんが演じた主人公の検察官・杜丘は、常に冷静沈着で信念を曲げない強い意志を持っており、中国の人々は男らしい健さんの姿に強いあこがれを抱いたという。

「君よ憤怒の河を渉れ」は、当時の中国で8億人が見たとされている。この映画で健さんの大ファンになった中国を代表する映画監督、チャン・イーモウ(張芸謀)は、健さんのまねをして寡黙になり、コートの襟を立てて歩くようになったという。彼がその後、勤めていた綿花工場を辞め、映画監督を目指して北京電影学院撮影学科に入学したのは有名な話だ。

「健さんは私たちの心の中で永遠に生き続ける」「あなたは日本人だが、私の心から尊敬する人だ」「健さん、天国で安らかに」。中国のネットユーザーの彼をたたえるコメントは後を絶たない。(翻訳・編集/本郷)

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