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中国のSNS・小紅書(RED)に「奈良公園で中国人がシカにパンをあげていた」との投稿があり、反響を呼んだ。
中国のSNS・小紅書(RED)に「奈良公園で中国人がシカにパンをあげていた」との投稿があり、反響を呼んだ。
投稿者によると、先日、奈良公園の「鹿せんべい」が売られている屋台の向かいのベンチで中国人の一家を見かけた。両親と子ども、祖父と見られる高齢の男性の4人で、5~6個のスーツケースを並べてベンチに座っていたという。
一家は荷物からパンを取り出してシカに与え始めた。この時、通りかかった日本人の若い女性2人がその様子を目撃し、歩み寄って何事かを伝えた。投稿者は「私は日本語があまり分からないが、どうやらシカにパンをあげてはいけないというようなことだった」と振り返った。
一家の父親が気まずそうに笑って返答すると、女性2人は去っていった。しかし、それから5分ほどすると父親は再びパンを取り出して子どもに渡し、シカに与えさせた。投稿者は「注意しに行こうと思う反面、『余計なお世話』と言われるのが怖かった」とつづっている。
奈良公園によると、シカにエサ(鹿せんべいを除く)を与えることは禁止されており、理由は「お菓子、パン、野菜、残飯などを与えるとシカが病気になったり、事故につながったりするおそれがあるため」としている。
今回の件について、中国のネットユーザーからは「まったくモラルがなってない」「その場で注意するのが一番効果的だけどね」「その映像を撮影しておけば良かったのに」といった声が上がった。
一方で、「鹿せんべいとパンの違いって何?」「鹿せんべいの方が高く売れるから」「日本で売ってるパンには毒でも入ってるの?」「シカなんて私が持ってた地図まで喜んで食べようとするんだから」「シカなんて糞でも食べる。中国人がかわいそう。与える物がちょっと違っただけで日本人にぎゃあぎゃあ文句を言われる」「シカが食べるのは草。鹿せんべいだって人間が作ったものだろう」「シカは確かに人間の食べ物を食べるのには適さないが、鹿せんべいも米ぬかと小麦粉でできていて、実際これもシカが長期的に摂取するには向かないものだ。日本人は自分たちの利益のためにシカを放し飼いにして観光客と触れ合わせ、鹿せんべいを売って儲けている。その上、シカが観光客を攻撃することも放っておいている」といった反発の声が多く上がった。
また、「さっき日本人のおじいさんが人が食べるビスケットをシカにあげてるのを見た。白人の女性に声をかけて一緒にあげてた(笑)」「私も日本人がシカにパンをあげているのを見た。夫に『シカってパン食べられるの?』って聞いたら『現地の人があげてるんだから食べられるんでしょ』だって」「日本人も自分のかばんからビスケットみたいな物を出してシカに食べさせ、『かわいい~』とか言ってる」といった指摘も少なくなかった。
中には「ここのコメント欄はどうなってる?自分で持って行った食べ物を動物に与えてはいけないのは基本的な常識だろう。国内の動物園だって禁止されてる」とのコメントもあったが、これには「そこ(奈良公園)は動物園じゃない。鹿せんべいを売ってるのも金を稼ぎたいだけ」との返信が寄せられ、多くの共感を集めている。(翻訳・編集/北田)
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