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中国でシェアサイクル走行中に突然、自動で鍵がロックされたとみられる事象が続出し、転倒して負傷する人が相次いでいる。
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中国でシェアサイクル走行中に突然、自動で鍵がロックされたとみられる事象が続出し、転倒して負傷する人が相次いでいるようだ。
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中国メディアの新聞晨報によると、8月下旬、馬(マー)さんが上海市で滴滴青桔(DiDi Bike)のシェアサイクルに乗っていたところ、走行中に突然、鍵がロックされ激しく転倒した。病院で検査したところ右足を3カ所骨折したほか、両脚に打撲も負っていた。医師の見立てでは「少なくとも1カ月の安静が必要」とのことだった。
中国メディアの界面新聞によると、同様の事故は中国の複数の地域で少なくとも40件以上発生しており、滴滴青桔のほかに哈啰出行(ハローバイク)など複数のプラットフォームで同じ現象が起きている。ただ、プラットフォーム側は「自動でロックした記録はない」と主張し、チェーンの故障や不適切な利用が原因の可能性があるとの見解を示している。
プラットフォーム側はソフトウエアや技術上の問題であることを否定しているが、遠隔ロック機能が搭載されていること自体は認めており、ユーザーが施錠を忘れた場合や、自転車が進入禁止区域に入った場合にシステムが代わりに施錠することがあるという。
上海市政府の消費者相談窓口・上海12345市民ホットラインによると、今年7月以降、シェアサイクルについて「施錠すべき状況で施錠されていない」「開錠中に強制的に施錠された」といった苦情が計17件寄せられている。
記事は、「遠隔ロック機能の信頼性に疑問が生じているが、プラットフォーム側が最終的に(不具合か否かの)判断をするため、事故の『本当の原因』は確認できない状況だ」と伝えている。
中国のネットユーザーからは「走行中にロックされるなんて。もし本当ならとんでもない重大事故だぞ」「私もこれなったことがある。幸い上り坂であまりスピードを出していなかったから良かったけど。そうでなければ転倒してた」「殺人サイクル」「こんなニュース見たらもうシェアサイクルに乗れないよ」「人民の命にかかわる。厳しく調べてほしい」「あと、返却しようとしても返却できないこともある」といった声が上がっている。(翻訳・編集/北田)
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