台湾高速鉄道で車内の静粛を規則化、目指すは日本の新幹線―台湾メディア

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台湾の高速鉄道で「車内静粛」の措置が始まった。運営会社である台湾高速鉄路股フェン有限公司の史哲会長は日本の新幹線でのマナーを模倣するなどと説明した。

台湾高速鉄道(台湾高鉄)を運営する台湾高速鉄路股フェン有限公司は22日に「車内静粛」の措置を始めた。例えば携帯電話の通話は車両のデッキ部分で行わねばならない。違反すれば最悪の場合、降車を求められる。同社の史哲董事長(会長)は、日本の新幹線でのマナーを模倣するなどと説明した。

乗客はその他にも、会話に大声を出さないことや、電子機器で動画や音楽、ゲームを楽しむ際にはイヤホンを使うことを求められる。これまでも乗務員が車内の静粛を保つよう求めてきたが、「車内静粛」の条項を運送約款に盛り込んで、規則化した。「車内静粛」に違反する乗客がいれば、最初はやめるよう「勧告」し、従わなければ最悪で、「契約違反」を理由に降車を求めることもある。正式な適用は9月1日で、8月末までは周知の期間とするが、周知期間中でも降車を求めることはあり得るという。

台湾高速鉄路の史哲会長は「高鉄の乗客はサービスの質を維持し、さらには向上させることを望んでいる」として、日本の新幹線でのマナーを模倣すると説明した。

同件についてはネットユーザーから「2両だけ電話通話を認めるのが適切なのでは?」「素晴らしい、こういう決断力が必要」「いいね、それに動画を見るならイヤホン必須だ」「車内で少し眠りたいのに、必ず大声で電話する人とか、どうでもよい会話を延々とする人に遭遇するので、防音用のイヤホンを買ったよ」などさまざまな意見がよせられた。「台灣最美的風景是人(台湾で最も美しい風景は人だ)」という言い方をもじって「台湾で最も美しい風景は巨嬰(巨大な赤ん坊)だ」とコメントした人もいる。「巨大な赤ん坊」とはマナーを守らない大人を指す。

「台鉄も同じにすべきだ」との意見を投稿した人もいる。「台鉄」とは、台湾鉄路管理局あるいは同局が運営する在来線タイプの鉄道を指す。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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