韓国への美容旅行、専門家が「工場式クリニック」に注意呼び掛け―英紙

Record Korea    2025年7月25日(金) 6時0分
facebook X mail url copy

拡大

中国紙の環球時報は22日、韓国への美容旅行をめぐり、英紙タイムズが「工場式クリニック」に注意が必要だとする記事を発表したことを伝えた。資料写真。

中国紙の環球時報は22日、韓国への美容旅行をめぐり、英紙タイムズが「工場式クリニック」に注意が必要だとする記事を発表したことを伝えた。

それによると記事はまず、「過去10年間、SNS上にはCCクリーム、水光肌などのコンテンツが数多く登場してきた。こうした名詞と韓国とを切り離すことはできない」と言及し、韓国は世界の美容トレンドを形づくり、美容ブランドを世界に送り出すだけでなく、大勢の観光客を現地の美容クリニックに引き寄せていると説明した。

そして、「美容はすでに韓国のライフスタイルになっている」と指摘し、ある医師が「韓国人は美しい体に美しい魂が宿ると信じている」「最も良い自分を見せることは幼い頃から養われる観念であり、人と会うのに化粧をすることは相手への尊重を示すものだ」と語ったことを伝えた。

韓国の統計によると、2024年にソウル市江南区のクリニックを訪れた医療観光客は100万人を上回り、うち皮膚科や整形目的の人は68%を占めたという。

記事はまた、上記の医師とは別の医師が「韓国はまるでスキンケアの聖地だ」「カウンセリングからアフターケアに至るまで、韓国の美容整形の流れは念入りに設計されている」と指摘したことを紹介。このほか、24年に韓国に新設されたクリニックは129軒で、このうち肌のケアに特化したところが80%を占めたことも伝えた。

だが、大勢の観光客にとって言葉は大きな問題となっており、記事は「多くのクリニックが英語サービスを提供しているものの通訳ミスを避けることは難しく、例えば通訳の問題で注射するホルモンを間違ってしまうケースだ」と説明。また、「韓国の美容業界では利用者の意思を尊重することよりもすべてを一手に引き受ける『保護者式のやり方』が重んじられていて、医師に任せたら顔に使われる注射器の数が2倍になるだろう」という医師の言葉も紹介した。

記事はさらに、英国の美容整形外科医師の団体による「22年に、海外で整形手術を受けた人の合併症発生率は35%上昇した」とのデータを取り上げ、専門家が「ソウルで流行している『すぐ入ってすぐ出てくる工場式クリニック』や極端に安い整形パッケージなどに注意が必要だ」と指摘したことを伝えるとともに、「韓国の絶え間ない革新が逆にアキレス腱になる可能性がある」という医師の見方を伝えた。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら


   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携