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中国のSNS上で「日本でまた無差別襲撃事件が起きた」との話題が注目を集めている。
中国のSNS上で「日本でまた無差別襲撃事件が起きた」との話題が注目を集めている。
7日午後7時ごろ、東京メトロ南北線の東大前駅のホームで、男性が突然、男に刃物で頭などを切り付けられる事件が発生。男を取り押さえようとした別の男性も手にけがを負った。男はその後、乗客らに取り押さえられ、警察に殺人未遂の現行犯で逮捕された。
男は職業不詳の戸田佳孝容疑者(43)で、調べに対し黙秘している。また、戸田容疑者と被害男性に面識はなかったとみられており、警視庁が動機などを詳しく調べている。
この事件について、中国のSNS上では「日本でまた無差別襲撃事件」との言葉が飛び交っている。背景には、在日中国大使館が先月、福岡県北九州市、長野県長野市などで起きた事件を例に「日本で無差別殺人事件が多発している」として中国からの観光客や在日中国人に注意を呼び掛けていたほか、今月初めには大阪市西成区で男が小学生の児童ら7人に故意に自動車を突っ込ませる事件が起きたことがある。
中国のSNS・微博(ウェイボー)のあるブロガーは「日本でまた(無差別襲撃事件が)起きた」とつづり日本の報道を紹介したほか、フェニックステレビの東京駐在記者である李淼(リー・ミャオ)氏も現場に赴きレポートする中で「日本でこのような事件が起きるのは初めてではない。大阪市西成区でも無差別殺人(襲撃)事件が起きたばかりだ」と言及した。
李氏は2021年の人口10万人当たりの殺人事件の発生率のデータを基に、日本(0.2)は韓国(0.5)やドイツ(0.8)、フランス(1.1)、英国(1.1)と比べても低く、米国に至っては6.8に達すると紹介。「単にデータを見れば、日本はやはり世界で最も安全な国の一つと言える」と述べる一方、「今回のような無差別襲撃事件が突然発生しており、数字が低いからといって油断することはできない」と論じている。
中国のネットユーザーからは「恐ろしい」「最近、日本では無差別傷害事件が増えてないか?」「日本は一体どうした?」「日本の治安は悪くなっている気がする」「社会が発展するとこういう事件が起こる」といった声や、「特に言うことはない。私たちのところでも同じようなことは起きている」「(日本では)少なくとも報道されている。金華のように何の情報も出てこないということはない」「みんな金華、金華って言うけど何のこと?ネットで調べても出てこないんだが」「“言ってはいけないこと”だ」といった声が上がっている。
中国では4月22日に浙江省金華の小学校近くで自動車が人々を次々とはねる事件があったものの、関連の情報が削除されるなどして表に出てきていない。(翻訳・編集/北田)
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