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中国のSNS・小紅書(RED)にこのほど、「日本人の“偽紳士(偽善)”」と題する文章が投稿された。
中国のSNS・小紅書(RED)にこのほど、「日本人の“偽紳士(偽善)”」と題する文章が投稿された。
日本旅行に訪れたという投稿者の女性は、「初めは日本人に対するステレオタイプの印象として、表面的には笑顔だけど裏では陰湿で偽善的という思いがあった。だけど、日本に旅行に行った時にある出来事に遭遇した」とつづった。
女性によると、神戸の三宮に立ち寄った際、荷物を預けようとロッカーを探したものの見つからなかった。近くにいたおばあさんに日本語で尋ねてみると、おばあさんは急に声を掛けられてビックリしていたものの、笑顔でロッカーまで案内してくれたという。
しかし、女性らは小銭の持ち合わせがないことに気付い、仕方なく近くのパン屋さんにお金を崩しに行った。「パンの一つでも買わないと申し訳ない」と思っていた女性だが、店員は女性らがスーツケースを持っているのを見て事情を察し、すぐに両替してくれ、商品の購入を求めることもなかったという。
店員の応対も非常に丁寧だったといい、女性は「まるで500円のパンを買ったかのように(店員の態度は)とても親切だった」と振り返った。女性は「これは私にとって驚くべき文化的体験だった。このような突然の出来事によって、素晴らしい旅のスタートを切ることができた」とつづった。
また、「偽紳士なのか、本当に親切なのかにかかわらず、よその土地から来た人や観光客にとってうれしい体験であることに間違いない」としている。
中国のネットユーザーからは「本心かどうかは別にして、日本人のこういう態度は素晴らしく、品があるように感じるね」「私は日本旅行が好き。本心かどうかは別にして、みんなとても友好的で礼儀正しくて、旅行体験としては申し分ない。たくさんの国に行ったけど、実体験としては日本が一番良かった。『戦狼』の父親も日本が一番快適だって認めてる」といった声が上がった。
一方で、「この(投稿の)タイトルは良くないんじゃないの?」「親切にしてもらっておきながら相手を“偽紳士”と言うとはね」「日本人の礼儀正しさを見て偽善だと言うのが理解できない。冷たくされたらされたで差別って言うんだろう?」「非友好的な態度を取られないだけで十分。『心から』を求めるのが間違い」「表面的な礼儀正しさの何が問題なのか。少なくとも尊重されていることを感じられる。いずれにせよ『好きにしろ』みたいな態度の本心を見せられるよりもよっぽど良いと思う」など、女性の表現に対して批判的なコメントも。
このほか、「それなら私だって偽善だよ。日本旅行中は何かにつけて『すみません』と言っていたけど、雰囲気で言っていただけだもの」との声や、「東京に行った時に何度も人に道を聞いたけど、50%の確率で直接目的地まで連れて行ってくれたよ」「奈良でおじさんに写真を撮ってもらったけど、地面にひざをつきながら何枚も撮ってくれて、申し訳なくなった。とても感謝してる」など、表面にはとどまらない日本人の優しさを感じたというコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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