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3000年以上前の中国の「盤龍城」で石造建築物が発見されました。
2024年には、中国中部に位置する湖北省武漢市の盤龍城遺跡の楊家湾という場所で大規模で複雑な構造の石造建築物が発見されたことが、考古学界を改めて驚かせました。
中国国家文物局によると、「2024年度全国10大考古学新発見」が24日に発表されます。湖北省武漢市の盤龍城遺跡は最終選考に残った20項目の一つです。この遺跡は、長江流域に存在するおよそ3000年前の夏商時代の最も重要な遺跡の一つとみられています。
盤龍城遺跡は、武漢市北郊外にあり、夏商時代に黄河中下流地域の中原文化が南へ拡張する重要な象徴です。夏商時代の長江流域における最大規模で遺跡が最も豊富で最も重要な遺跡の一つです。専門家は、景観と環境考古学の研究を通じて、商代の水位変化と集落形態の復元にも成功しました。
同研究は長江流域の夏商時代の水位の変遷を明らかにし、この時代の水文と景観の変化についての知識の空白を埋めました。さらに驚いたことに、遺跡の一部である小嘴という場所で発見された銅器鋳造の遺物は青銅器が黄河流域を拠点とする王権中心地以外の地方でも生産されたことを実証し、商代の鉱物などの資源流通ネットワークに対する認識を広げました。
また、2024年には遺跡の中の楊家湾という場所での新発見が再び考古界を驚かせました。長江流域の夏商時代の遺跡として、大規模で構造が複雑な石造建築物の遺跡が出現したのです。周囲には甕(かめ)が整然と並んでおり、盤龍城晩期の集落の複雑さが示されました。この発見は、盤龍城が長江中流における中心都市としての役割を果たしていたことを改めて証明しました。
盤龍城遺跡の発掘は、古代中国の中央と地方政権の統治モデルを研究する視点を提供し、黄河と長江の二大大河にまたがる文明構造の形成を促した存在として、世界の学術分野の重要な研究対象にもなりました。(提供/CRI)
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