シンガポール華字メディアの連合早報によると、マレーシア航空の親会社、マレーシア・アビエーション・グループ（MAG）は、トランプ米政権の相互関税により中国の航空会社が受け取りを一時停止した米ボーイング機の取得に向けてボーイングと協議している。

MAGのマネージングディレクター、イザム・イスマイル氏は、マレーシアメディアのインタビューで、この状況を新機材を拡充するチャンスと捉えているとし、ボーイングとの協議次第では保有機を拡充する目標が計画より早く達成できることになると語った。

ロイター通信は、中国のアモイ航空に納入予定だった737MAX1機が19日、中国の舟山にあるボーイングの完成センターから米シアトルにある生産拠点に戻り、中国の航空会社が使用する予定だった2機目も舟山の完成センターを出発した後、21日に米領グアムに着陸したことが飛行追跡データで分かったと報じた。（翻訳・編集/柳川）