大阪万博の中国館、どこが特別なのか―中国メディア

Record China    2025年4月25日(金) 19時0分

拡大

14日、当代中国は、大阪・関西万博の中国館が持つ独特な外観や展示品について紹介する記事を掲載した。

(1 / 2 枚)

2025年4月14日、当代中国は、大阪・関西万博の中国館が持つ独特な外観や展示品について紹介する記事を掲載した。

その他の写真

記事は、同万博が13日に開幕し、最大の外国自前パビリオンである中国館が独特な形状によって多くの来場者から注目を集めているとした。

そして、「人と自然の生命共同体を共に築く―グリーン発展の未来社会」をテーマとする中国館の建物について、古代中国の重要な文化伝達手段だった竹簡を模した外壁、精巧なダブルカーブの屋根、金文、篆書(てんしょ)、隷書、行書、楷書の五つの書体で記された漢詩や名句119篇といった特徴を紹介。「竹や漢字、巻物といった意味豊かな文化記号を巧みに融合し、一目で強い中国要素と濃厚な文化の香りを感じさせる」と説明した。

また、建物の正面には篆書体の「石鼓文」による目を引く「中国」の標識が設置されており、館内には長い書簡が続くかのような自然採光のオープンロビーと光庭、柱のない展示ホールが組み合わされ、館前の「墨池竹林」庭園と一体化していると説明。来場者が一歩足を踏み入れると、「天人合一」のグリーンな発展理念と、「絵の中を歩くよう」な中国伝統美学の世界観を体験できる構成になっていると伝えた。

大阪万博の中国館

さらに、展示内容については「人と自然の調和的共生」というテーマに焦点を当てており、その価値を示していると紹介。多数のインタラクティブ装置やデジタル技術、AI技術などを通じて古代の展示品を「生きた」存在にし、来場者に楽しさと活気をもたらしているとした。

記事は、特に注目すべき展示物として嫦娥(じょうが)5号と嫦娥6号が地球に持ち帰った月面土壌サンプルを挙げ「これは中国館が今回の万博および世界中の来場者に向けて披露する最も貴重な展示品の一つだ」と説明。月の表と裏の土壌サンプルを至近距離で比較できるという世界初の展示であり、来場者はレンズ越しにその特異な構造などをその目で観察することができると伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携