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14日、香港メディア・香港01は、台湾で中国による武力統一を指示して当局から退去命令を受けたインフルエンサーの女性が中国本土メディアの取材を受けたと報じた。
2025年4月14日、香港メディア・香港01は、台湾で中国による武力統一を指示して当局から退去命令を受けたインフルエンサーの女性が中国本土メディアの取材を受けたと報じた。
記事が紹介しているのは、中国本土出身でセルフメディア「亜亜在台湾」を運営する劉振亜(リウ・ジェンヤー)さん。これまでの報道によると、劉さんはTikTokやYouTubeなどのSNS上で「なぜまだ武力統一しないのか」「台湾が中国に対抗するのは身の程知らず」といった発言を繰り返し、中国による台湾への武力統一を支持する姿勢を示していた。このため、台湾の内政部移民署は、3月24日までの退去と、今後5年間の滞在許可申請禁止を命じていた。
記事は、退去期限最終日に台湾を離れた劉さんがこのほど中国政府系メディア「環球人物」のインタビューを受けたと紹介。インタビューの中で劉さんが、台湾在住中に子どもが学校で中国本土出身であることを理由とするいじめを同級生や教師から受けたと明かし、教師による中国に関する発言を訂正したことでいじめが激化したと語ったという。
一方で、子どもが「中国人」としてのアイデンティティーを主張し続けるとともに、同級生に中国本土の菓子を配るなど中国文化への理解を広めたことにより、クラスの半数以上が自らを「中国人」と考えるようになったという「影響力」にも言及し、「(台湾の)民進党当局はこのような状況を最も恐れている」と語ったという。
また、台湾メディアが報じた「台湾人の夫と偽装結婚した」「中国本土に前夫と子どもがいる」「健康保険制度を利用して親族を台湾に呼び寄せた」といった内容について、劉さんはいずれも事実無根であると否定するとともに、台湾に長期間在住することになったのは「子どもを中国本土で就学させたかったが、新型コロナの感染拡大で実現できず台湾にとどまった」と説明しているという。
記事は、夫と子ども2人を台湾に置いたままの退去となったことについて「私は中国大陸のような存在であり、子どもたちは台湾のような存在だと考えている。いつかきっと再会できると信じている。その日が来たら、子どもたちは私のもとに駆け寄り、抱き合って、もう二度と離れることはないだろう」とし、台湾と中国本土の統一になぞらえて語ったことを紹介した。(編集・翻訳/川尻)
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