中国時代劇ドラマ「無憂渡」が12日、クランクアップから約2年半を経て配信をスタート。ソン・ズーアル（宋祖児）の封殺解除が話題となっている。

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ソン・ズーアルとアレン・レン（任嘉倫）が主演の「無憂渡」は、中国のSNS・微博（ウェイボー）の公式アカウントで12日午前、同日夜に動画配信サービス・愛奇芸（iQiyi）で配信をスタートすると発表。突然の動きがウェイボーを騒がせた。

「無憂渡」は2022年11月にクランクアップしたが、約2年半にわたってお蔵入り状態となっていたのはソン・ズーアルの脱税問題が浮上したことが原因だった。23年8月、元スタッフを名乗る人物が4500万元（約8億8000万円）の巨額脱税を指摘し、国家税務総局に通報したことが明らかに。その後、24年8月にソン・ズーアルの個人事務所が「税務当局による調査の結果、脱税行為はなく、税務上の行政罰も課されていない」と発表。元所属事務所が残した問題であることも指摘していた。

ソン・ズーアルの復活については、ウェイボーでもここ数日話題が浮上し、トレンドランキングの上位にも登場していた。ニュースサイトの「極目新聞」はソン・ズーアルがここ数年直面してきた問題は「基本的に解消された」と報じた。

「無憂渡」が紆余曲折を経てやっと世に出たことで、ソン・ズーアルとリウ・ユーニン（劉宇寧）が主演の時代劇ドラマで、23年春にクランクアップした「折腰」の早い配信を望む声も上がっている。（Mathilda）