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人型ロボット開発の上海智元新創技術が米企業と提携しました。
人型ロボット開発企業の上海智元新創技術は2日、二つの重要な発表をおこないました。
一つ目は、エンボディドインテリジェンス分野の専門家である羅剣嵐氏が最高科学責任者(CSO)に就任し、「智元エンボディドインテリジェンス研究センター」を設立したことです。羅氏はカリフォルニア大学バークレー校を卒業し、グーグル・ディープマインドなどで研究に従事しました。博士研究員時代には、強化学習システム「SERL/HIL-SERL」を開発し、タスク成功率100%を達成しました。
二つ目は、米国のエンボディドインテリジェンス企業フィジカル・インテリジェンス(PI)との提携で、両社は動的環境下での長周期・複雑タスクの実行に向けた技術協力を深めていく計画です。
PIは2024年3月に設立され、同年11月には4億ドルを調達しました。投資家にはアマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏やオープンAIなどが名を連ねています。この提携により、ロボットの汎用モデルが複数のタスクに対応可能となり、各種センサーにも適応できるようになりました。
公開された映像では、ロボットがマフラーを巻く、ごみ袋を交換する、ベルトコンベアから物品を移動させるといった作業をこなす様子が紹介されました。
羅氏は「ロボット技術の進化は他分野の影響を受けてきた。現在は、大規模モデルと強化学習の組み合わせが主流」と述べています。まず大規模モデルで基本動作を学習させ、強化学習で最適化するアプローチです。
今後は、クラウド上のモデルを活用し、環境の変化を予測する可能性もあるといいます。最終的には、データを活用した強固な戦略構築が重要になるとのことです。
また、羅氏は「ロボットの導入は自動運転より難易度が低い」と指摘し、閉鎖・半閉鎖空間から導入を進め、データの蓄積とともに技術が進化すると期待しています。(提供/CRI)
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