甘粛省で出土した漢代の簡牘248点が遼寧省で展示―中国

CRI online    2025年4月3日(木) 14時50分

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甘粛省で出土した漢代の簡牘248点が遼寧省で展示されました。

遼寧省博物館と甘粛簡牘(かんどく)博物館の共催による「簡牘でわかる中国――甘粛出土漢簡逸品展」がこのほど中国東北部の遼寧省博物館で始まりました。この展示会では、「詔書」木簡や「甲渠候官(こうきょこうかん:前漢時代に設置された軍事拠点の一つ」木簡、「懸泉置(けんせんち:前漢時代に設置された、シルクロードの交通管理や軍事・行政の拠点)」木簡など248点の貴重な文化財が展示されています。

簡牘とは、古代中国で紙の発明以前に主要な記録媒体として使われていたものの一つです。竹や木材を規則的に薄く割って作られており、竹製のものは竹簡、木製のものは木簡といい、簡牘と総称されます。簡牘に記録された文字や絵は、古代社会の異なった時期の政治制度、経済、社会および人々の生活をリアルに反映しています。

20世紀以降に中国各地で相次いで出土した簡牘の数は約30万枚で、そのうち北西部の甘粛省で出土したものは約7万枚に及んでいます。甘粛簡牘博物館の朱建軍館長は、「これらの簡牘は前漢と後漢時代のシルクロード沿線諸国の政治、経済、軍事、交通などの状況を忠実に反映しており、生き生きとしたシルクロード百科事典を織り成していると言える。また、後世の人々が、漢代の中央政府が西域とどのように交流したのかを研究するための貴重な手がかりを提供しており、これまでの資料を補完、訂正する上で重要な役割を果たしている」との見解を示しました。

この展示会は6月15日まで開催される予定です。(提供/CRI

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