2025年4月1日、韓国・朝鮮日報などによると、ミャンマーで発生したマグニチュード（M）7．7の地震の影響により、隣国タイの首都バンコクでも一部の建物が倒壊する被害が発生した中、地震発生時に崩れかけた高層ビルの連絡通路を走って渡った韓国人男性の姿が話題となっている。

記事によると、タイのSNS上で最近、3月28日にミャンマーで発生した地震の影響で、バンコクにある高級レジデンスの建物をつなぐ連絡通路が崩落する様子を捉えた映像が拡散した。映像には男性が二つに割れた連絡通路を飛び越えて渡る姿が映っていた。

映像の男性は30代の韓国人クォン・ヨンジュンさんで、当時高層ビル内のスポーツジムで運動中に揺れを感じ、隣のビルにいる妻と娘の元へ駆けつけるため52階の高さにある崩れかけた連絡通路を渡ったという。

クォンさんは現地メディアのインタビューに対し、「妻と娘の状況が分からず、自分が助けに行かなければと思った」「背後でコンクリートの壁が崩れるような音がしたが、恐ろしくてとても見られなかった」などと話した。

クォンさんは連絡通路を渡る過程で足を負傷したが、幸い軽傷で済んだ。

これに現地のネットユーザーからは「まさに『国民の夫』」「家族を心配する心が美しい」「すてきな韓国人男性はドラマの中だけに存在すると言ったのは誰？現実世界にもいる」「家族全員で幸せに健康に暮らしてほしい」などの声が上がったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからも「父親は偉大」「韓国人パパ、かっこいい」「リアル・ミッションインポッシブル」「この男性は一生信じられる」「家族の存在が父親をスーパーマンにした」「韓国人男性のイメージをアップさせてくれてありがとう」など称賛の声が寄せられている。（翻訳・編集/堂本）