2025年3月25日、中国メディアの新京報は、貴州省の産婦人科病院で職員が胎盤を勝手に持ち帰る動画が拡散して物議を醸したことを報じた。

記事は、ネット上でこのほど、貴州省遵義市の産婦人科病院の職員が何度も個人的に胎盤を持ち去っていたとする動画が拡散したと紹介。動画には、手術服を着た職員が黒いビニール袋に胎盤を隠しているように見える様子が映っていたと伝えた。

そして、問題があったとされる病院がメディアの取材に対して「現在対応中」とコメントするとともに、当該の職員をすでに解雇したことを明らかにしたほか、地元の衛生健康委員会の関係者が「胎盤を個人的に持ち出すことは認められず、原則として病院が一括処理する」とした上で、問題について現在調査中と述べたことを紹介している。

記事は、職員が実際に何度も胎盤を持ち帰っていたかどうかについては当局の調査結果を待つ必要があるとしつつ、病院側がすでに職員を解雇したと述べていることから、事実であるとの認識がネット上で広がっていると伝え、当局が早急に事実関係について明確な回答を出すべきだと指摘した。

この件について中国のネットユーザーは「何度も持ち帰るなんてどういうことだ」「食用として他人に売りさばいているのかも」「日干しすれば紫河車という生薬になるからな」「手術服を着てるってことは医師ではないのか？」「病院の管理がずさんということに尽きる」「これは同僚に告発されたっぽいな」「そもそも病院がどうやって一括処理してるか、ってのも気になる」「私は他人の手に渡るのが嫌だから、胎盤は土に埋めてもらった」といった感想を残している。（編集・翻訳/川尻）

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— 中国動画 (@RC00547555) March 25, 2025