2025年3月24日、台湾メディア・聯合新聞網は、台湾の洋酒店に韓国人観光客による長蛇の列ができ、ネット上で議論を呼んだと報じた。

記事は、ネットユーザーがこのほどSNSのスレッズに、台北市内の永康公園近くにある洋酒店の前で非常に多くの人が列を作っている様子を撮影した動画を掲載したと紹介。列をなす人々について投稿者が「全員韓国人のようだ」と述べ、「この行列はいったい何を買うためのものなのか？」と不思議で興味深く紹介したことを伝えた。

そして、この投稿に対して台湾のネットユーザーからは「ついに誰かが聞いてくれた。私も毎週通りかかるたびに一体何だろうと本当に不思議に思っていた」「毎回出かけるたびに何か限定品にでも並んでいるのかと思っていた」といった共感コメントが寄せられたことを紹介した。

その上で、洋酒の流通に詳しいユーザーから続々と回答や解説があったとし、「これはウイスキーを買うため。2週間前に済州島のロッテマートに行ったら、台湾なら2300台湾ドル（約1万円）で買えるウイスキーが5000台湾ドル（約2万3000円）の値段で売っていてびっくりした」「韓国の洋酒税はすごく高いんだよ」「台湾ではウイスキーの税金が安いから、外国人が台湾に来るとウイスキーをたくさん買って帰る」といったコメントが寄せられたことを伝えた。

さらに「カバランは基本的に3年前にBTSのメンバーがネット番組で紹介したことがきっかけで、YZ世代の若者がウイスキーの世界に足を踏み入れるようになった」など、人気アイドルや映画作品を通じて韓国の若者の間でウイスキーブームが起きていることを要因として挙げるユーザーも見られたと報じた。（編集・翻訳/川尻）